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安倍首相が「8時間」病院検診、辞任説も広がる…突然の夏休み、代理で麻生首相の可能性も

文=編集部
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8月15日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参拝する安倍首相(首相官邸HPより)

 17日午前に慶応義塾大学病院に入った安倍晋三首相。首相官邸は「休み明けの体調管理に万全を期すため夏季休暇を利用しての日帰り検診」と発表しており、「通常の健康チェック」という首相周辺の談話も伝えられている。

 安倍首相は新型コロナウイルスの感染拡大や7月に広い範囲で発生した豪雨災害への対応などが重なり、1月から休日がなく連続勤務が続いていた。加えて、1カ月半以上も記者会見を行わず(8月6日に49日ぶりに会見)、7月以降は顔色や足取りが良くないという声も広がり、8月には週刊誌「フラッシュ」(光文社)による吐血報道もあった。

「ここ1~2週間、自民党周辺から『安倍首相の顔色が悪い』『気力を失っている』という声が広まっていました。テレビのニュースで映る首相の足取りの覚束なさは隠しきれないレベルで、特に15日の全国戦没者追悼式では眼が虚ろ気味にも見えました。

 そして17日、安倍首相は10時半に慶応病院に入り、病院を出たのは夜6時過ぎ。滞在時間は実に約8時間におよんでおり、検診が軽い類のものでないとも考えられるため、永田町では早くも辞任説も広がっています」(政治記者)

 また、別の政治記者はいう。

「首相官邸は『夏季休暇を利用しての日帰り検診』と説明していますが、首相が夏休みに入っていたとは正式には発表されていませんでした。突然検診を受けなければならない状況になったため、後付けで“夏休みに入っていた”という口実をつくったとみるのが自然です。それだけ今回の検診は緊急性が高かったとみられています」

 気になるのが今後の動きだが、政治ジャーナリストの朝霞唯夫氏は次のように見解を示す。

「安倍首相は15日午後、麻生太郎副総理兼財務相と約1時間にわたり会談していますが、安倍首相が自身の心身の状況を踏まえて、今後についてなんらかの話をした可能性があります。もし安倍首相がなんらかの理由で急遽公務を離れる場合、副総理である麻生氏が代理として首相に就くことになりますが、検診の2日前に2人だけで会談を行った経緯を踏まえ、その可能性も十分にあると考えられています。

 もっとも、安倍首相は来週24日に、連続在任期間で大叔父の佐藤栄作元首相を抜いて歴代トップ(2799日)を記録する。そこまではなんとしても続けるのではないでしょうか」(17日付当サイト記事より)

 安倍首相といえば第1次政権時の2007年、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して入院し、退陣した経緯があるため、以前から体調を心配する声があったのは事実だ。

「1月からまったく休んでいないのだから、もし過労とストレスで体調が悪いのであれば、しっかりと休養や治療が必要です。しかし、国の危機管理の観点からも、一国の首相が長く公務を離れるという事態は避ける必要がある限り、官邸や自民党はさまざまな事態に備えて“次”を見据えた準備を進めておくことも、現実問題としては必要です」(国会議員秘書)

 安倍首相周辺の動向から目が離せない。

BusinessJournal編集部

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