FCGビル(「Wikipedia」より)
FCGビル(「Wikipedia」より)

 “文春砲”がフジテレビアナウンス室を直撃した。15日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は記事『「三田さんもやっている」フジ女子アナ7人が”美容室ステマ”』を掲載した。一部報道では、フジ以外の局にも波及する可能性が指摘されているが、そもそもキー局女子アナウンサーと美容業界の関係とはいったいどういうものなのだろう。今回発覚したサロンが特別なのか否か。調べてみた。

フジテレビはステマ、美容室に対する口止め疑惑を否定

「文春」によれば、あるメディアが井上清華アナの足の指が都内のネイルサロンのサイト上に公開されていることに関して同社に質問したことがことの始まりだという。

 この美容室では井上アナだけではなく、三上真奈アナ、宮澤智アナらも同様にサービスを受けていたという。誌上では、カットやパーマなどの基本的な施術のみならず、まつエク(まつげエクステ)やネイルなど高価なサービスを無料で受けていたことも指摘されている。

 一連の行いは3年ほど前から行われていたらしく、サービス料などは数百万円に上るという。また三田友梨佳アナも別の美容室で同様のことを繰り返していたのだという。

 無料でサービスを受け、その見返りに店のインスタグラムなどに登場するのは宣伝活動の協力と見られてもおかしくない。

 一般的に、アナウンス室はテレビ局の組織図上は編成制作局の下部組織に当たる。フジテレビにおいても「ニュース総局」という報道部門直轄の組織ではないが、公正な立場からニュース原稿を読む立場であるからには、特定の企業や個人の広告塔を務めることは望ましくはないだろう。

 一連の報道に対して、当編集部が文書でフジテレビ広報宣伝室に事実関係を確認したところ、「事実関係の詳細については現在確認中ですが、いわゆるステルスマーケティングに該当する行為はないと考えております。また、文春報道にあるように、美容室等に対して、本件についての口止めを依頼した事実はございません。就業規則に抵触する行為が判明した場合には、適切に対処して参りたいと考えています」との回答を得た。

 東京都新宿区で美容室やネイルサロンを経営する業界関係者は新型コロナウイルス感染症の拡大で苦境にある業界を踏まえて次のように語った。

「集客が難しく売上が落ちる中で家賃負担が経営を圧迫して厳しい状況です。有名店であっても状況は同じでしょう。そんな中でステマのために無料施術を無料にするのは十分あり得る話だと思います」