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サッポロ、サントリーが危ない!日本のビール業界、巨大海外勢の草刈り場に?

2015.11.16 2015.11.16 11:07 企業

 中国には独占禁止法にあたる反独占法がある。1企業グループで市場シェアの50%以上を持つことを認めていないのだ。中国ではSABミラーが49%出資している華潤雪花ビールがある。華潤雪花はトップシェアの23%強を持っている。

 中国のメディアは「SABは株式の保有比率を37%以下にするか、全株を売却することもある」と伝えている。カールスバーグが華潤雪花を手に入れる第1候補で、キリンHDも関心を示している。世紀の大合併は日系メーカーも巻き込んだ大再編に発展する可能性を秘めている。

 キリンHDの磯崎功典社長は「(巨大合併が)全部終わった後、世界地図が変わって日本だけが変わらないということはあり得ない」と語っている。日本のビールメーカー4社は正念場を迎えることになる。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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