新型コロナウイルス感染の拡大が、広く企業活動に影響を及ぼしているが、各企業の株価への影響についてみてみたい。
コロナ特需企業
・マスク
※以下、社名、19年末株価、今年の高値、倍率、3月5日終値
シキボウ(抗ウイルス機能付きマスク) 1008円 1665円(1/30) 1.6倍 1106円
興研(医療用マスク) 1354円 4380円(1/31) 3.2倍 2064円
ユニ・チャーム(超立体マスク) 3700円 4035円(2/17) 1.1倍 3535円
川本産業(マスクなど衛生材料) 447円 4000円(2/3) 8.9倍 1800円
中京医薬品(病院用の除菌・消臭マスク) 224円 1598円(2/3) 7.1倍 577円
アゼアス(防護服) 593円 1995円(1/31) 3.3倍 1017円
重松製作所(防毒マスク) 701円 2795円(1/31) 4.0倍 1242円
昭和化学工業(殺菌・消毒剤) 444円 2043円(2/3) 4.6倍 668円
免疫生物研究所(研究用試薬) 684円 1143円(2/4) 1.7倍 626円
株価は乱高下
・テレワーク(在宅勤務関連)
アセンテック(大企業向けサーバー提供) 2095円 3415円(2/25) 1.6倍 2539円
テラスカイ(クラウド導入支援) 2446円 3585円(2/13) 1.5倍 2963円
クラウドワークス(インターネット上で仕事を受発注) 923円 2544円(2/27) 2.7倍 937円
ブイキューブ(遠隔地の相手と映像でつながるシステム) 655円 1049円(2/26) 1.6倍 813円
株価はまだら模様
・巣ごもり消費
ネクソン(無料ロールプレイングルーム) 1450円 1867円(2/21) 1.3倍 1770円
エクストリーム(スマホゲーム)950円 4040円(1/18) 2.1倍 1870円
インフォコム(電子コミックストア「めちゃコミック」) 2685円 3210円(2/5) 1.2倍 2664円
ファイズホールディングス(通販向け配送) 603円 1114円(1/31) 1.8倍 885円
企業・銘柄の選別が進む。優勝劣敗
・休校対策銘柄
ライクキッズ(保育施設) 822円 909円(2/17) 1.1倍 681円
すららネット(オンライン教材) 4695円 7480円(2/26) 1.6倍 5390円
グローバルキッズCOMPANY(保育所) 752円 829円(2/5) 1.1倍 600円
銘柄によっては、もう少し株価上昇あるかもしれない。
・遠隔医療
テクマトリックス(医療情報の保管・活用・共有) 2350円 2935円(2/13) 1.2倍 2563円
JMDC(遠隔画像診断サービス) 4495円 6170円(1/30) 1.4倍 4520円
MRT(遠隔診療) 933円 1365円(2/19) 1.5倍 1079円
つぼみから花へ。大きく花開くか。
コロナ終息後、上昇が期待される銘柄
・中国関連銘柄
※以下、社名、19年末株価、今年の安値、減少率、3月5日終値
コマツ(建設機械) 2642円 2145円(3/2) ▲19% 2163.5円
日立建機(建設機械) 3285円 2610円(3/2) ▲20% 2712円
資生堂(高級化粧品) 7782円 6310円(3/2) ▲19% 6573円
ファナック(産業用ロボット) 20330円 17605円(3/3) ▲13% 17625円
・インバウンド関連銘柄
エイチ・アイ・エス(格安旅行) 3135円 1872円(3/4)(昨年来安値) ▲41% 1941円
東京ドーム(ドーム球場) 1086円 810円(2/28) ▲25% 826円
オリエンタルランド(東京ディズニーランド) 14880円 11620円(2/28) ▲22% 13375円
三越伊勢丹ホールディングス(百貨店) 984円 683円(3/5)(昨年来安値) ▲31% 686円
・株価が戻るか注目の銘柄
ラオックス(免税店) 267円 166円(2/28) ▲38% 179円
ベストワンドットコム(クルーズ旅行オンライン販売) 5000円 2315円(3/4) ▲54% 2402円
・話題性
東京都競馬(大井競馬場) 3440円 3075円(2/14) ▲11% 3400円( 安値より10%上昇)
(文=編集部)