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デニーズ「ちょい飲みセット」は本当にオトクなのか?微妙な金額で頼む客はまばら

文=A4studio
デニーズ「ちょい飲みセット」は本当にオトクなのか?微妙な金額で頼む客はまばらの画像1デニーズの「ほろデニセット」

 セブン&アイ・フードシステムズが全国に約380店舗(2017年8月時点)を展開しているファミリーレストランチェーンのデニーズが、8月1日から9月4日までの期間限定で「ほろデニセット」というキャンペーンを展開している(「和のデニーズ」という別コンセプトで営業中の佐野店、岩槻インター店は対象外)。

 これは、生ビールのジョッキ1杯(税込430円、以下金額はすべて税込表記)と全8種類のおつまみ(各268円)から1品をセットで注文、540円で楽しめるというものだ。本来の合計金額である698円から158円の割引になる計算だ。

 近年、牛丼チェーンの吉野家が実施している「吉呑み」をはじめとして、外食各社が続々と“ちょい飲み”に参入している。デニーズも以前からアルコールを提供しているが、夏に向けてオトクなセットを始めた格好だ。

 実際、コストパフォーマンスや満足度はどんなものなのか。ほろデニセット開始初週の8月4日、東京都内のデニーズに足を運んだ。

グラスワインもセットになるがオトク感は減少

 今回訪れた店舗は、最寄り駅から徒歩10分弱、都道に面していて駐車場も用意されている。18時半頃というディナータイムだったが、客入りはまばら。案内された2人がけのテーブル席の上には、今回のお目当てである、ほろデニセットのポップが貼りつけられていた。

 セットの詳細に改めて目を通すと、生ビールのほかにグラスワインの赤か白(各322円)を選ぶことも可能なようだが、この組み合わせでは通常価格(ワイン1杯とおつまみ1品=590円)から50円の割引にしかならないため、オトク感はだいぶ薄れる。ということで、生ビールとガーリックポテトを注文した。

 全8種類のおつまみは、フライドポテト、牡蠣フライ(2個)、ガーリックトースト、スモークサーモン、ジャーマンポテト、生ハム&ポテトサラダ、ガーリックポテト、ベーコンとほうれん草という選択肢だ。

 注文から1~2分後、まずは生ビールのジョッキが手元に置かれ、さらに数分たってガーリックポテトが到着した。金額と量を考えると、ガーリックポテトはかなりコスパがいいように感じる。

 そもそも、生ビールの通常価格(430円)はあまり安くない気がするが、540円のほろデニセットの場合は+110円でガーリックポテトがついてくると考えれば、満足度は低くない。たとえば、数人で複数のおつまみをシェアすれば、ほろデニセットの充実感はさらに増すだろう。

生ビール注文客の約半数は「ほろデニセット」

 1時間ほど滞在している間、ほろデニセットはおろかアルコール類を注文している客はほとんど見受けられなかった。

 仕事帰りとおぼしきワイシャツ姿の男性が来店したが、頼んでいたのはデミグラスハンバーグとコーヒー。この日は金曜の夜だったこともあり、本格的にお酒を飲みたい人はデニーズのようなファミレスではなく、居酒屋などに流れていたのかもしれない。

 店員にほろデニセットの反響を聞くと、生ビールを頼む客の半数くらいは「せっかく割安になるのなら」とおつまみをセット注文しているとのこと。ちなみに、生ビールとおつまみを個別に頼んだとしても、自動的にほろデニセットの料金が適用されるため、安心だ。

 今のところ、「ほろデニセット目当て」で来店するような客は少ないのかもしれないが、生ビールを注文する客には店員から促しており、それを聞いて「オトクだ」と感じる客は多いようで、キャンペーン自体は好評を博しているといえそうだ。

 デニーズは、6月の父の日のシーズンにも「パパデニセット」という同様のキャンペーンを展開しており、今回のほろデニセットもその流れで企画されたものだろう。

 生ビールをリーズナブルに提供している居酒屋などに比べると特段のオトク感はないものの、程よく空調の効いた店内やファミレスならではの広々とした客席で“ちょい飲み”を楽しめる点は魅力的だ。今後、デニーズがどのような施策を打ってくるのか、注目したい。
(文=A4studio)

A4studio

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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