再開発ビル2棟を一体運営し、売り場面積は現在の2倍の4万平方メートルと首都圏で最大級の家電量販店になる。総事業費は500億円の見通し。新宿一帯の家電売上高は日本全体の5%に相当する年間2500億円といわれ、日本一だ。ヨドバシは免税売り場を広く確保し、東京五輪で日本を訪れる外国人観光客の呼び込みを狙っている。
駅前の旗艦店で抜群の集客力を誇るリアル店舗と、当日配送の物流力に支えられた総合ネット通販がヨドバシの目指す方向だが、大手流通各社はリアルとネットの融合を掲げて一斉に走りだした。ヨドバシは群雄割拠のレースから一歩抜け出すことができるのか。
(文=編集部)