「いっぺんとことんダメになった方がいいんじゃないの?」な5本
「若者切捨て」に合意した民主、自民、公明 – JBPress(6月18日)
消費税増税でいったん政治は前に進んだような印象があるが、実際は社会保障の削減に手をつけなかった問題先送り増税。しかもそのツケはすべて現役世代と若者に行く。無責任の極みの政治家たちと、既得権益者と化した高齢者層。政治家を非難するだけでなく、国民の側の無責任な世代に将来への責任を自覚させなければ、ニッポンは滅びる。ナムアミダブツナムアミダブツ……。
米国の放射線情報、避難に使わず 政府が福島原発事故直後 – 東京新聞(6月18日)
国会事故調で取り上げてほしい。逮捕者が出てもいいレベル。都合の悪い情報は隠す、という長年の慣習が染み付いた官僚や政治家は一回退場させなければ、彼らは必ず同じ過ちを繰り返すだろう。
「市場を公正なものに」「CDが売れるようにはならない」──著作権法改正案、参院で参考人質疑 – ITMedia(6月19日)
罰則強化でCDが売れるようになると本当に思っているんだったら、音楽業界は壊滅するだろう。ユーザーのニーズや気持ちを理解しているのだろうか。また、簡単にこのような法案が通ってしまう衆議院も情けない。おそらく内容が理解できていないのではないか。ネットという便利な手段が出てきたのに、CDというフォーマットにこだわり続ける恐竜たちにルールを合わせたら、生態系が全滅してしまう。
民主・平議員 再稼働で離党届 – NHKWeb(6月18日)
きちんと自分の主張を述べ、主張に反するということで離党する、という政治家として当たり前のことを行う政治家が平議員しかいないというのも情けない話。この際、法律で「党議拘束」を禁止してはどうか。「党の方針」などという無責任サラリーマンみたいな言い訳を国会議員がしないように。
世界の携帯電話市場、ついにノキアが2位に転落 – JBPress(5月7日)
世界シェアダントツで総務省やガラケー論者の尊敬の対象だったノキアが凋落。しかし依然としてインターネット業界に抵抗し、独自OSにこだわったり、ネットの負け組のマイクロソフトと組んだりしている。そもそもノキアは大量生産大量消費モデルで、フィンランド人純血主義や通信業界覇権主義など、とてもインターネット時代の経営とは言えないような会社だった。それでも最近はアメリカ人経営者を招聘したり、シリコンバレーに研究開発拠点を移すなど、日本の不感症メーカーに比べればかなりの手を打ってきたが、凋落は止まらない。●夏野 剛(なつの・たけし)
1965年生まれ。慶応義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授。90年代後半、NTTドコモにてiモードを立ち上げ、今日に至る礎を築いた立役者。08年の同社退社後、ドワンゴほか数社取締役を兼務。ドワンゴではニコニコ動画の「黒字化担当」として、ユーザー間で広く知られるように。