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今回の2月の社長公募では、最低報酬を1億円に引き上げ「我こそは地頭が大変良いと思われる方」を追加の条件とし、「現在の会社で優遇されている人にも十分響く」条件とした。今回の公募には前回の10分の1以下の約140人が応募したが、田邊社長が体調を崩しがちで、候補選定が停滞しているという。
一族経営に終止符を打とうとするのは老舗玩具メーカー、タカラトミーだ。特集記事『タカラトミー 外国人の手腕に託されたトミカとリカちゃんの将来』によれば、「うちには世代交代が必要だ」としてきた富山幹太郎社長は、今年で60歳を迎えるのを機に、ヘッドハンティング会社の紹介を受けて、オランダ出身の50歳のビジネスマンに副社長兼COO(最高執行責任者)職を委ねることにした。就任するのはハロルド・メイ氏。ユニリーバ・ジャパンや日本コカ・コーラなどでマーケティングを担当してきた人物で、30年間は日本で暮らしており、子どものころはミニカー(トミカ)が日本人の子どもと仲良くなるツールだったという。
「日本人より日本人らしい部分があるが、合理的でスピード感も持っている」点が富山社長の高い評価を得たという。
「僕が年を取れば取るほど老害で悪い影響を与えるような気がしてね。企業価値が高まることを一番に考えた」という富山社長と、変革を起こし3年以内には結果を出すつもりというメイ氏。創業家と経営の分離の試みは成功するかどうか。
(文=松井克明/CFP)
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