意外なところでは、山崎夕貴(フジテレビ)が、前年の10位から4位に急浮上。天然キャラでかねて情報番組『ノンストップ!』での、バナナマン・設楽統との名コンビぶりが好評価されていた。さらに、この4月から『ダウンタウンなう』のMCにも起用され、ゴールデン帯でもコンスタントに出演するようになったことがランクアップにつながったようだ。
そんななか、最大の注目は前年のトップ10圏外から、いきなり5位に入った桑子真帆(NHK)だ。桑子は今年4月に広島放送局から東京アナウンス室に異動したばかり。全国的にはいわば新人アナ同然で、わずか8カ月にしてこの人気急上昇ぶりは快挙といえる。
桑子は東京外国語大学出身で、10年にNHKに入局。3年間の長野放送局での下積みを経て、13年4月に広島放送局に異動。地域情報番組『おはようひろしま』のMCを務め、同年10月からは月1で東京に出張し、BSプレミアムの幼児向けバラエティ番組『ワラッチャオ!』に「初代お姉さん」として出演していた。
今春の異動に伴い、報道番組『NHKニュース7』のサブキャスター、『首都圏ニュース845』のキャスターを隔週で平日に担当している。さらに、今年4月から3年ぶりに復活した『ブラタモリ』にアシスタントとして出演している。
「桑子の良さは、まさに硬軟自在なところ。『ブラタモリ』では大御所のタモリ相手に臆することなく突っ込みを入れるなど、バラエティ面でもその才能を発揮しています。また、美しすぎることなく“ほどよい美人”で癒し系。そのあたりが、男性のみならず女性からの支持も集めている理由のようです。報道もバラエティも両方こなせるのですから、これは強い。来年のこのランキングでは、大先輩・有働アナの上を行く可能性も十分。NHKにとっては、待望の有働の“後継者候補”、有働の座を脅かす存在の誕生といえそうです」(テレビ局関係者)
東京アナウンス室に異動してから短期間でこの人気だ。桑子の今後のさらなる飛躍が期待できそう。