二宮和也が4月25日、YouTuberとしての活動をスタートさせた。ジャニーズはこれまで「ジャニーズJr.チャンネル」で、主にジャニーズJr.内ユニットの動画を公開してきたが、デビュー組がYouTubeチャンネルを開設したのは初。デビュー組のなかでもトップクラスの人気を誇る二宮が先頭を切ってYouTubeに参入し、さらに初投稿の動画では今後他のジャニーズタレントも交えて動画を作っていくと予告され、大きな注目を集めているわけだ。
ところでYouTuberには、ジャニーズ事務所を退所した“辞めジャニ”も多数存在していることをご存じだろうか?
「元ジャニーズのYouTuberのなかでも特に“YouTuberらしい”のは、やはり元NEWS・手越祐也。YouTubeの定番動画『歌ってみた系』や『食べてみた系』はもちろん、人気YouTuber・ヒカルやいま最も勢いのある5人組YouTuber・コムドットらとのコラボ動画を配信しており、YouTube界隈での人脈が広いようです。
また、以前はジャニーズ事務所を退所した山下智久について語ったりと、元ジャニーズであることを活かした動画を公開していましたが、このところはジャニーズ絡みの話はあまりしなくなっています。“元ジャニーズ”の肩書きを活用しないところから、YouTuberとしての本気度がうかがえますね」(芸能ライター)
ちなみに手越は今年の元旦に投稿した動画で、ジャニーズ事務所から退所した後の仕事について「すごいよ、しがらみが」「なんらかの力が働いているんでしょうね」と告白している。
「件の動画で手越は、独立後にオファーを受けたはずの仕事が突然キャンセルになったり、イベントで共演するはずだったタレントが急遽欠席したりというアクシデントが頻発していたと説明。その上で『僕が本当に愛していた(ジャニーズ)事務所が何かをやっているとかまったく思っていません。
ただ、芸能界はプロダクションやテレビ局など目に見えないものがたくさん存在する』とも語っています。手越はジャニーズ時代にNEWSのメンバーとして活躍していたこともあって、芸能界にもさまざまな人脈があるはず。にもかかわらず、タレントよりもYouTuberとのコラボがメインとなっているのには、こうした事情があるためかもしれませんね」(同)
赤西・錦戸チャンネルに佐藤健、山田孝之、小栗旬、水川あさみ、三浦翔平…テレビではあり得ないキャスティング
手越とは逆に、芸能界でのつながりをYouTuberとしてもおおいに生かしているのが、元KAT-TUN・赤西仁だ。赤西は元関ジャニ∞・錦戸亮とともに「NO GOOD TV」というYouTubeチャンネルを運営しており、佐藤健、山田孝之、小栗旬、水川あさみといった俳優陣をゲストに招いて人狼ゲームを行う動画をたびたび投稿。4月8日にも、佐藤と山田、そして三浦翔平がゲストの人狼ゲーム動画を公開し、ファンから「全員主演級」「テレビだったらキャスティングにいくらかかるんだ……」と驚愕するコメントが寄せられていた。
「赤西、錦戸、佐藤、山田、小栗、三浦といえば、かつては夜の街での目撃情報が相次ぎ、合コン現場などがスクープされていた、いわゆる“ヤンチャ系”の俳優たち。彼らも年齢を重ねて、今や錦戸と佐藤以外は既婚者で子持ちとなりましたが、いまでもウマが合うのかもしれません」(同)
元ジャニーズJr.であることを告白し話題となったKemioのチャンネル登録者数は約190万
また、人気YouTuberが実は元ジャニーズだったというパターンもある。
「マルチクリエイターでモデルとしても活躍する人気YouTuber・Kemioは、4月8日に『ジャニーズJr.チャンネル』で公開されたジャニーズ内のユニット・Travis Japanとのコラボ動画で、過去にJr.としてHey!Say!JUMPのコンサートのバックダンサーを務めたことがあると明かして話題に。現役のJr.と元Jr.が共演することはかなり珍しいため、『昔のジャニーズだったら考えられない』と衝撃を受けたファンもいたようです」(同)
ちなみに、ここまでに登場した各チャンネルの登録者数は、手越のチャンネルが約170万人、赤西と錦戸のチャンネルが約70万人、Kemioのチャンネルが約190万人、そしてジャニーズJr.チャンネルが約140万人、となっている(4月25日時点)。
YouTube界隈では、タレントとしてのネームバリューよりも、「YouTuberとして面白いかどうか」こそが重要視されるのかもしれない。