2018年はNEWSにとってまさに「迷走の年」だった。6月7日発売の「週刊文春」で小山慶一郎と加藤シゲアキが未成年女性と飲酒していたと報じられると、続けざまに6月14日発売の同誌で手越祐也も未成年女性との飲酒が発覚。その結果、小山は芸能活動を自粛、加藤は厳重注意のみ、手越に至ってはお咎めなしという、ファンにとっても「謎すぎる判決」が話題を呼んだ。小山は20日ほどで活動を再開するも、足掛け8年にわたってキャスターを務めていた『news every.』は12月をもって正式に降板。アイドルキャスターとして確固たる地位を築きつつあっただけに小山の降板を惜しむ声も多く、また小山の今後を不安視するファンも続出した。
とはいえ、恒例だったKinKi Kidsによる年末年始コンサートの休演が発表されると、その枠の“代打”としてNEWSの単独コンサートが決定。「迷走しまくっていたNEWSがなぜ代打を?」と疑問視する議論が紛糾した。ジャニーズ事情に詳しいスポーツ紙記者は次のように語る。
「確かにNEWSにとって2018年は問題が続出した忘れられない年となりましたが、グループとしては結成15周年でもあったし、ジャニーズサイドとしては『みそぎ』の意味も込めてKinKiの代打に抜擢したといわれてます。2003年9月に結成されたNEWSは、そもそも当初は9人編成から始まるも、当時未成年だったメンバーが飲酒事件でクビになったり、ツートップだった山P(山下智久)と錦戸(亮)が自主脱退してグループの存続が危ぶまれるなど、常になんらかの問題を抱えてきたグループ。
だからこそ、そんな悲運のグループにある種の“物語性”を感じて、現メンバーによる4人体制になっても応援し続けるファンが多いんです。だから、ジャニーズに詳しくない人からすると意外でしょうが、実は東京ドームや京セラドーム大阪を満員にするくらいの集客力は持っている。NEWSの“お家芸”であるトラブルが続出した年でもあったからこそ、関係者の間では『当然の抜擢』ともいわれてますね」(同記者)
不祥事についてはいっさい触れず
2018年末には、フジテレビ系列にてNEWSの15周年を記念した『一曲NEW魂!!!!』という特番が組まれ、メンバー4人で群馬県の妙義山に登って歌うという模様が放映された。しかしこの番組においては、唯一不祥事を起こしてない増田貴久が、登山を途中でリタイアするなどしてメンバーの足を引っ張る……という少々意外な展開に……。
「ドキュメンタリー色の強い構成だったのですが、まっすー(増田)が途中でリタイアして他のメンバーが励ますとか、ちょっと“演出”くさかったですよね(笑)。SNS上では、『唯一不祥事を起こしてないまっすーが足を引っ張ってグループのバランスを取った』といったようないわれ方もしてましたしね。
あと、“日本三大奇景”のひとつといわれる妙義山に登って奇岩の上から4人で歌う……というのはいい企画だったと思うのですが、実際に歌唱するシーンでは、山岳ガイドやカメラマンが思いっきり見切れていて、4人だけで歌ってる感じがまったくしなかったのも、ちょっと残念でした(笑)。まあでもそれ以上に、2018年の不祥事についていっさい語らなかったのも、ちょっと残念でしたね」(前出のスポーツ紙記者)