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市川猿之助が性加害か、セブン報道…歌舞伎界の闇、不祥事繰り返す俳優も出演継続

文=Business Journal編集部
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市川猿之助のInstagramアカウントより(編集部にて一部加工)

 18日発売の「女性セブン」(小学館)は、ドラマや映画などでも活躍する人気歌舞伎俳優・市川猿之助が年下俳優やスタッフらに対して性加害におよんでいると伝えている。猿之助といえば、昨年に不祥事が発覚してテレビから姿を消した香川照之と、いとこ同士であることが知られているが、二人の振る舞いからは歌舞伎界の闇も見え隠れする――。

 2012年6月に「四代目・市川猿之助」を襲名した彼は、歌舞伎俳優のなかでは一般的な知名度も高い。最近では、20年放送の連続テレビドラマ『半沢直樹』(TBS系)や、昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などに出演。バラエティ番組に登場する機会も多く、明るいタレントというイメージが世間には定着している。

 もちろん、歌舞伎界への貢献度も高い。三代目・市川猿之助(現在は二代目・市川猿翁)が1986年に始めた、エンターテイメント要素の強い「現代風歌舞伎」こと「スーパー歌舞伎」では、2014年から四代目・猿之助を中心とした「スーパー歌舞伎Ⅱ」を上演。「週刊少年ジャンプ」(集英社)の人気漫画『ONE PIECE』を舞台化した「スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』」が話題を呼ぶなどした。24年には、同じく「ジャンプ」の人気漫画『鬼滅の刃』をもとにした「スーパー歌舞伎Ⅱ『鬼滅の刃』」の上演も予定されている。

 そんな猿之助について「セブン」記事は、弟子筋の俳優やスタッフに対してセクハラやパワハラを行っていると報じている。記事によれば、酒に酔った猿之助が彼らの体を執拗に触ったり、一緒に寝ることを強要したりしているという。

 歌舞伎俳優のスキャンダルといえば、昨年、「週刊新潮」(新潮社)報道により、東京・銀座の高級クラブで女性店員に不適切な行為を行っていたことが発覚した香川の騒動が記憶に新しい。香川は起用されていたCMや番組から次々と降板した。

歌舞伎界の「伝統」

 もっとも、過去の歌舞伎俳優の不祥事をあげれば枚挙に暇はない。

 十三代目・市川團十郎は「市川海老蔵」時代の2010年、反社会的勢力の男性とバーでケンカになり暴行を受けて大怪我をするという事件を起こし、昨年3月発売の「セブン」では、コロナ禍のまん延防止等重点措置下にSNSを使って複数の女性にアプローチしデートしていたと報じられた。05年には二代目・中村七之助が泥酔状態で警察官を殴ったとして公務執行妨害で逮捕されたが、七之助に大量の酒を飲ませたのも海老蔵ではないかといわれている。

 中村芝翫にいたっては、16年と21年1月、12月の3度にわたり不倫が報じられ、六代目・片岡愛之助は11年2月発売の「セブン」報道によって、元ホステスとの間に隠し子が存在することが明らかに。隠し子といえば、市川團十郎や十代目・松本幸四郎も過去にその存在が報じられて事実を認めている。さらに、人間国宝に認定されている重鎮、十五代目・片岡仁左衛門も昨年11月発売の「週刊文春」(文藝春秋)で不倫を報じられていた。

「昭和の時代から、歌舞伎界では不倫や隠し子がいるといったくらいのことは問題視される事柄ではなく、特段に珍しいことでもない。そこは世間一般の感覚では理解しがたい部分だろう。猿之助ら現在の歌舞伎界を支える大名跡を担う役者たちは、親世代の常人離れした破天荒な私生活を見てきたので、自分たちが世間の尺度から外れた行動をしたとしても、それが問題だという認識を持てないという面もあるだろう。

 今回の猿之助の件についていえば、澤瀉屋(おもだかや)のトップである猿之助が酔って門下の俳優やスタッフたちに親睦の意味でスキンシップを図り、それがしばしば過度なボディタッチになってしまっていたということで整理され、特に歌舞伎界のなかで問題とされることはないまま終わるだろう。

 歌舞伎の各宗家は、澤瀉屋であれば市川猿之助といった大名跡を支柱として、門下の大勢の役者、裏方によって形成される運命共同体。その大名跡が倒れれば一門全体が揺らぐことになり、また脈々と受け継がれる血筋が各宗家の存在の正統性を担保しているため、一般企業のように『社長が不祥事を起こしたから交代』とは簡単にいかない。テレビ界から排除された香川が市川中車として歌舞伎の舞台には出演を続けていられるように、よほどのことを起こさない限りは『クビ』にはならないというのが歌舞伎の世界」(週刊誌記者)

 猿之助もまた、何事もなかったかのように舞台に立ち続けるのだろうか。

(文=Business Journal編集部)

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