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土屋アンナ稽古出ず?原作者無視の製作側が一方的中止?甲斐氏暴言疑惑も…騒動を整理

土屋アンナ稽古出ず?原作者無視の製作側が一方的中止?甲斐氏暴言疑惑も…騒動を整理の画像1『Voyagers version ANNA』(エイベックス・マーケティング/土屋アンナ)
 7月末に急遽勃発した土屋アンナの舞台降板騒動。当初は、土屋側に非があるような受け取られ方がなされていたものの、徐々に風向きは変わり、誰が正しいのか定かではない状況となっている。車椅子の路上シンガー・濱田朝美氏の自叙伝『日本一ヘタな歌手』(光文社)を原案とした、土屋にとって初となるはずだった主演舞台『誓い~奇跡のシンガー~』。いったい、どうしてこのような事態になってしまったのか? それぞれの言い分を改めて整理してみよう。

●土屋アンナ「事実無根の内容に困惑」 所属事務所が反論コメント – ORICON STYLE(7月29日)

 主催者側は公式ホームページ上で、土屋アンナが「公的にも私的にも何らの正当な理由なく無断で舞台稽古に参加せず(中略)専らそのことが原因で同公演を開催することができなくなりました」と発表。これに対して、土屋アンナの所属事務所は「事実無根の内容」と反論を展開する。事務所によれば「製作サイドに対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いして」いたものの、「製作サイドの代理人により、一方的に公演中止の決定と損害賠償請求の書面が届き、それと同時にホームページにもアップされた」という。

 また、渦中の土屋アンナ自身も7月31日にブログを更新。「共演者の皆様、チケットを購入して楽しみにしていただいていた方々、ファンの皆様、そして心配してくださっている多くの皆様、本当に申し訳ありません」と謝罪しながら、「濱田朝美さんに迷惑がかかっていないかも心配です。体調のことも気になるので無理のないようにして欲しいと思います」と原作者を気遣っている。

●土屋アンナ主演舞台中止、原作者が見解発表「土屋さんは、全くの無実です」 – マイナビニュース(7月30日)

 原作者である車椅子の路上シンガー・濱田麻美氏は自身のブログでコメントを発表し、土屋側に非がないことを主張している。

 そもそも、自分の著書が舞台になるとは知らなかったという濱田さん。「慌ててネット検索してみた時には、もう舞台の記者会見の一週間前でした。その時、私は何が起こっているのか全く把握できず、ただただ驚きました」と振り返る。これに対して説明を求め、出版社の担当者とともに演出を務める甲斐智陽氏との面会が実現したものの、甲斐氏からは「1年前の路上ライブの際に許可を取った」という主張だった。

 この面会の中で「“そんなに許可と言うのなら、別に貴女でなくとも、障がい者はたくさん世の中にいる。違う人に頼んでも良いんだよ!”とおっしゃいました」と甲斐氏の暴言を暴露する濱田。この面会時には、台本を見た上で上演の可否を検討することとなったが、結局台本は届かず、「舞台の成功をみんなで祝うパーティー」の案内状が届いたという。しぶしぶこのパーティーに参加した際に、土屋と初対面し「この内容で許可を出したの?」と尋ねられた濱田。彼女が困惑を語ったところ、土屋が共感し、甲斐氏に「濱田さんが納得できるものにしてください」「原作者が納得し、許可した舞台でないのなら、出演できません」と伝えたという。

●アンナ舞台スタッフ仰天証言!高橋氏は本を読んでいない – スポニチアネックス(8月5日)

 この騒動に、演出家・甲斐智陽氏との連絡役を担っていた元スタッフも証言を寄せる。このスタッフによれば、舞台原案となった著書『日本一ヘタな歌手』や濱田さんのCDを「こんなの読まなくていいよ。(CDも)どうせ何言ってんのか分かんないんだから」と吐き捨てたという甲斐氏。また「濱田じゃなくても、他に同じようなのがいっぱいいるからいいんだよ」と、濱田がブログで書いた内容と、ほとんどそのままの暴言を繰り返していた。

 また、一部出演者にはチケットノルマが課せられており「少なくて100枚。200-300枚の人もいる」と元スタッフの証言。1枚7000円ということは、1人につき最低70万円のノルマが存在していた実態も浮かび上がっている。

●土屋アンナ訴えた甲斐氏「おじけづいたのでは。ただの怠慢」 – MSN産経ニュース(8月10日)

 これらの証言と真っ向から対立するのが甲斐智陽氏の発言。8月9日、土屋側に人件費や慰謝料など3000万円の損害賠償を求めて提訴したことを発表。この会見の席上で、自身の言い分を激白した。

「土屋さんは、ただの怠慢。(初舞台を前に)おじけづいた」と舌鋒鋭い甲斐氏。「初稽古の段階で、セリフを覚えて来ず、台本も棒読みだった」という。また、土屋は7月16日に開催された親睦パーティーでも歌詞を覚えて来なかったと批判し「主役として舞台をこなすという状況がわかっていない」と語る。

BusinessJournal編集部

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