ほとんどの人は収入のなかから毎月いくらかを「貯金」に回しているはず。しかし、貯金を定年まで続けたとして、「老後は安泰」というほど貯められる人はほとんどいないのではないでしょうか。
賃金はなかなか上がらない。そして、預金金利も低いままに物価は上がる。そうなると預金だけで老後に備えることは難しくなります。今後、「『投資』で資産形成することは当たり前という時代」がやってくるのかもしれません。
■日本のポテンシャルは「個人金融資産」にあり
『今こそはじめる資産形成 人生を劇的に好転させる50のお金の知識』(幻冬舎/刊)によると、日本の個人金融資産は、2015年3月末時点で1,708兆円にものぼります。
仮に個人金融資産の1割、170兆8,000億円が、さらに資産運用に充てられたとしたら、その経済効果はアベノミクスどころではないはずで、これは日本のポテンシャルだと著者の横山邦男さんは主張します。
日本が持つ莫大な個人金融資産は海外企業からも注目されており、日本の投資環境がより活性化されれば、これから投資を始める人にとって追い風になることは、知識として覚えておくべきです。
■「投資」がビジネスパーソンとしての成長を加速させる
また、早いうちから投資を意識し、お金についての勉強をしておくことは、「資産形成」だけでなく、
・世の中の動きに関心が高まり、社会・企業を見る目が養われる。
・会話の中に経済ネタを盛り込めるようになる。
・顧客や上司とのコミュニケーションがスムーズに取れるようになる。
・政治や医療、テクノロジーなどこれまで興味がなかった分野への関心が高まり、話の引き出しが増える。
・様々な業界との接点を発見し、新たなビジネスチャンスを見抜けるようになる。
・資産運用で増えたお金を自己研鑽、趣味、旅行などに使い、自分を成長させることができる。
など、多くの二次的な効果を生み出すといいます。
将来の備えという意味だけでなく、一人の社会人として「お金」と「投資」を学ぶことは、自分自身の成長にも繋がります。
しかし、お金や運用方法の知識がないまま投資を始めることはギャンブルと一緒。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」になってしまいます。堅実に資産を増やしていくために、お金の知識は欠かせません。
本書の著者、横山邦男さんは都市銀行で約30年のキャリアを持ち、現在は資産運用会社を経営する投資とお金のエキスパート。本書では、投資初心者に向けて、基本的な投資の知識を解説するとともに、投資経験が浅くても手堅く資産を増やせる運用のポイントを整理しています。
将来の資産のために、そして自分の成長のためにも、もはや投資は必須のものになりつつあります。今が始め時かもしれません。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。