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牛窪恵の女ゴコロがブームをつくる!  第1回「親なび姫」

サイフは親!“賢い”女子たちが切り開く親孝行マーケット

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牛窪恵氏
『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系列)などでおなじみの世代・トレンド評論家、牛窪恵氏。本連載では、8月23日に『男女1100人の「キズナ系親孝行、始めました。」』(河出書房新社)も出版する牛窪氏が毎回、賢くも楽しく生きる女子たちの“生態”を通じて、彼女たちが新しいマーケットやブームをつくりだしていく現実と可能性について探る。日本の将来は、女ゴコロしだい!?

 間もなく、ロンドン五輪が開幕する。

 オリンピックは、毎回、選手と親、とくに母娘のドラマが注目される舞台でもある。

 今回も、卓球の“愛ちゃん”こと福原愛選手は、幼いころから母親と二人三脚で練習を積んできた代表格。レスリングの浜口京子選手も、今年は「気合いだー!」で知られる父・アニマル浜口さんの裏で、ずっと彼女を支え続ける母の存在が注目されるように。

 また、女子サッカー「なでしこジャパン」の澤穂希選手は、「あなたは、ママのほこり。」のキャッチコピーとともに、母・満壽子さんとP&GのテレビCMに出演した。

サイト「マイレシピ.com」より

 8月13日、私は『男女1100人の「キズナ系親孝行、始めました。」』という本を出版させていただく。

親孝行マーケットと男女ギャップ

 実は五輪が終盤に差し掛かるこの時期、「親子」が話題になることも多少意識したが、
本書で扱うのは感動ストーリーだけではない。ここ数年、驚くほど顕著になってきた親孝行マーケットと、その裏にある男女の微妙な心理を描きたかったのだ。

 一般に男性、とくにアラフォー~40代以上の男性は、いまだに「親孝行」と聞くと、「家業を継ぐ」「お墓を守る」、あるいは「結婚して孫の顔を見せる」といった、旧来型の親孝行をイメージすることが多い。「親を悲しませない」「出世する」といった声も、たいてい上位にあがる。