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今度は仙台名産「笹かま」の鐘崎がMBOで株式非上場に

ツタヤにホリプロ MBOに走る本音は社長のわがまま!?

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仙台名産を全部笹かまにしました!って勢いがすごい。
(「鐘崎」HPより)
 MBO(経営陣が参加する買収)で、株式を非公開にするのが大流行だ。今度は仙台名産「笹(ささ)かま」の首位メーカーでジャスダック上場の鐘崎(仙台市)。同社の吉田久武社長は、買収を行うために特別目的会社(SPC)を設立し、鐘崎に対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、成立した。SPCは鐘崎の発行済み株式の65%を取得し筆頭株主になり、11月下旬に上場廃止になる見通しだ。買い付け価格は1株470円で、買い付け総額は約14億円だった。

 TOBに応募しなかった25万株については、鐘崎が10月下旬に開く臨時株主総会で定款の変更を行い、会社法などに基づき、SPCが取得する。その後、来年1~2月ごろSPCと合併して鐘崎が存続会社となる。

 地元の七十七銀行はSPCに対し、鐘崎の発行済み株式を担保とするレバレッジド・バイアウト(LBO)方式で融資。SPCはこれをTOBと残りの株式の取得資金に充てる。

 仙台の土産品の定番である「笹かま」は、その形状から「木の葉かまぼこ」「手のひらかまぼこ」「平かまぼこ」「ベロかまぼこ」と呼ばれていた。仙台のかまぼこ店、阿部蒲鉾が、旧仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹に因んで「笹かまぼこ」と名付けたことから、次第に名称が統一されるようになった。現在は略して「笹かま」という。

 鐘崎は1947年2月創業、69年3月に設立。93年7月、日本証券業協会(現ジャスダック)に株式を店頭登録したことを機に直営店、テナント店を展開。「笹かま」の首位メーカーに躍り出た。

 12年2月期の連結売上高は前期比0.3%減の41億3000万円、純利益は同3.2倍の3億1500万円。「本年以降は東日本大震災支援のお返し特需がなくなる一方で、観光客の著しい減少も否定できない」と判断。短期の業績や株式市場の動向を気にせず改革を急ぐために株式の公開を止める。

 近年、MBOによる株式の非上場化が急増している。11年にMBOを発表したのは21社。CD・DVDレンタルの「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、引っ越し大手のアート・コーポレーション、芸能プロ大手、ホリプロなどが上場廃止となった。

 今年は鐘崎を含めて既に8社。8月に入ってからは、製菓・製パン向けフィリング(加工用素材食品)大手のソントン食品工業、樹脂製食品容器中堅のアテナ工業、企業のウェブサイト構築のコンサルティング会社、アイ・エム・ジエイの3社がMBOを表明している。

『鐘崎大漁旗特選詰合せ「SP-5A2」(26枚入)』


笹かま食ってる場合じゃねぇ!!

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