扶桑社
あらゆる文房具の中から最高のアイテムを「文具の目利き」である文房具屋さんが審査・決定する「文房具屋さん大賞2013」が発表された。同賞は(株)扶桑社「文房具屋さん大賞」実行委員会が主催し、『文房具屋さん大賞2013』(扶桑社/刊)誌上で詳細を読むことができる。
【文房具屋さん大賞】紹介webサイト http://www.fusosha.co.jp/special/bunbougu/
初代「大賞」に輝いたのはパイロットのボールペン「フリクションボールスリム」。2006年に発売され、大人気となっている「フリクションボール」シリーズの最新製品だ。特徴は、ボディ後部の消去用ラバーを使えば書いた文字を消すことができるという画期的な機能。さらにこの「スリム」では、0.38mmの超極細文字が実現しており、使いやすさも抜群。カラーのバリエーションが豊富なのも嬉しい。
続いて、この1年間で新しく発売された文具の中で最高のアイテムを選ぶ「新人賞」では、トンボ鉛筆の「MONO 2way」が選ばれた。「MONO」といえば、消しゴムでお馴染みだが、このアイテムは「消しゴム」と「修正テープ」が一体となっている優れモノ。まさに、文字消しの王様だ。ペンケースに一つ入れておけば便利な文房具である。
審査員は有名文房具店をはじめとしたステーショナリー販売店の売り場から選抜された「文具のプロ」たち。老舗の銀座・伊東屋や丸善、有隣堂、石丸文行堂から幅広いラインナップで若者から人気のロフト、オフィス用品通販の大手であるアスクルなど全9社の名が連ねる。
さらに、「大賞」や「新人賞」のほかにもノミネートアイテムが“書く”“消す”“切る・測る”などの部門別に掲載されており、その中で優秀なアイテムに「部門賞」が与えられている。ここでは新刊JP編集部メンバーが気になったアイテムを紹介していこう。
■書く部門 鉛筆賞受賞/ハイユニアートセット(三菱鉛筆)
鉛筆の濃さを決める硬度といえば、だいたいHから2Bや3Bあたりのものを使うことが多いはず。しかしこの鉛筆セット、10Hから10Bまで全22硬度の鉛筆が勢ぞろいしている。しかも、本来は9Hから6Bまでしかなかった硬度に、10H、7B、8B、9B、10Bを三菱鉛筆が新たに開発。世界で初めての感覚を味わうことができるのだ。握り心地も好評で、デッサンなどに使いたい一品である。
■切る・測る部門 ハサミ賞受賞/フィットカットカーブ(プラス)
実際に使ったことのある編集部員から「まさにハサミの革命」という絶賛の声があがったこのアイテムは、とにかくどんなものでも軽々と切れてしまう。ダンボールも牛乳パックもザクザク。その秘密はハサミの刃が重なる角度。常に30度という角度にキープされているのだ。ちょっとした工夫がこれほど切れ味を変えてしまうのか、と驚きを隠せない。
■留める部門 ステープラ賞受賞/ハリナックス(ハンディタイプ)(コクヨS&T)
ホッチキスといえば針があるものを前提に考えてしまいがちだが、これはその名の通り“針をなくす”という発想で生まれた画期的なアイテムだ。8枚まで綴じることができるので、社内でのミーティングで使った資料などには率先して使いたい。シュレッダーをかけるときの針を取る面倒くさい作業もなくなるはず。
また、『文房具屋さん大賞2013』にはこの他にも“文具芸人”だいたひかるさんによる「面白文具賞&妄想文房具」やデジタル文房具も網羅している。快適にオフィスを過ごすためのカタログとしても有効活用できそうだ。あなたのお気に入りの文房具を見つけてみてはいかが?
(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
■大賞発表会&出版記念イベントが3月11日に開催!
「文房具屋さん大賞」誕生のきっかけとなった文具イベント「文具祭り」の第4回が、3月11日にお台場の東京カルチャーカルチャーで開催される。本賞のアドバイザーを務める高木芳紀氏(つばめや文具)と、だいたひかるさんが出演予定。詳しくは公式サイトにて。
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_130206204162_1.htm
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