女性版TENGAがついに降臨! お値段6800円は高いか安いかメーカーに直撃
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!
今週は、鮫肌文殊氏が、女性用のTENGA「iroha」の価格設定について、TENGAを直撃した!
[回答者]TENGA 様
ついに女性用のTENGAが発売された。
名前をirohaと呼び、パッと見、いったい何に使うのかさっぱりワカラナイかわいい形をしている。見たことない人のために説明しておくと、和菓子の「すあま」って知ってますか? あれの形に近い。従来の「熊ん子」のようにいかにも「バイブレーターでございやす」って見てくれからすると、まさに革命的な形態なのである。
TENGAが出た時、世の男性陣に衝撃的かつ熱狂的に迎えられ、商品自体もバカ売れしたわけであるが、今回のirohaの場合はどうなんだろう?オヤジ系の週刊誌なんかでは「女性用のTENGA、キターーーッ!」的なセンセーショナルな取り上げ方がされているものの、当の女性側からの世間的なリアクションがまだまだ薄い気がする。TENGAのように「今年のヒット商品番付に入るほどの爆発的売れ行き」なんて記事も見ないし。なんかまだ、このirohaが女性たちにどう受け止められているのか実態がわからんのが正直なところである。
しかもこれ、かなり高価なのだ。ひとつ6800円もする。TENGAの使い捨てゆえの安さから比べると、複数回使用可能とはいえ高すぎやしないか? それとも、逆にあまりに安すぎるとユーザーから信用を得られないーーそう思っての強気の価格設定なのか?
だから直接、TENGAに聞いてみた。
『女性用のTENGAの6800円って、高すぎませんか?』
担当者 そうですね、複数回使用可能ですとか、振動を与えることができるということを加味しての、値段設定ということになっておりますね。
――そこに6800円の価値があると?
担当者 はい。
――ちなみに一回購入すると、最大何回くらい使用可能なんですか?
担当者 そうですね、特に何回というのは決まっていないんですけども。1年間の品質保証がついておりますので、1年間の間でしたら、もしこう、壊れてしまったら保証しますということになっております。
おお! なんと1年間の保証期間があるとは知らなんだ。でも「すいません、激しく使用しすぎて壊れちゃったんで直してください」ってメーカーに持ち込むのは、女性にとってかなり勇気のいる行動だとは思うが。
ところでこのiroha、男性用と同じく、使い捨てバージョンを作る予定はないのだろうか?
担当者 そうですね、今のところは次の商品の予定はないのですけれど、男性もののように今後いろいろと商品を展開していくことは、もちろん考えております。
なるほど。で、このiroha、成田空港や羽田空港でも売っているのだ。そこについても聞いてみた。
担当者 女性の方が1人でも恥ずかしくなく、そして買って持って帰れる店で販売できたらと思っております。
――それが、たまたま成田や羽田であったと?
担当者 はい、そうでございます。
メーカーの皆さんは、本当に真面目に女性の立場に立ってこのirohaを研究開発したことが、担当者の真摯な応対から伝わってくる。オヤジ目線丸出しな好奇心だけで聞いてしまったのを少々反省した次第。でも、女性の皆さんはこれについて、ホンネではどう思ってるんだろ? 実のところ、それが聞きたいのでありました。誰か使ったことある女性の方、教えてくれませんか?