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出産しやすくする“技術的”方法~出産時期を調節、出産・育児を外部委託…

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(付録1)

 私は、昨年9月から、今回のテーマに関するアンケートを行ってきました。親戚(姉や姪)や、職場の後輩の女性の友人、または私のホームページでボランティアを募って、メールで回答を頂きました。

 ご協力いただいたすべての皆様に、深く御礼申し上げます。

 アンケート用紙や頂いたコメントの全文を、専用のコーナー(http://www.kobore.net/kekkon.html)で掲載しています。興味のある方はご覧ください。

 アンケート結果一覧とその傾向、および、私の所感を以下に記載します。

出産しやすくする“技術的”方法~出産時期を調節、出産・育児を外部委託…の画像4

・質問1:「冷凍卵子」「冷凍精子」の積極活用

 35歳を中心に「賛成」が集中しており(#1)、現実的に直面している問題として把握されているようです。

・質問2:「人工子宮装置」の研究開発と実用化

 20歳前後および40歳以上に「反対」が集中しており(#2)、上記の質問1との相関が明快に表れています。

・質問3:「人工子宮装置」で生まれた子どもと、自然分娩で産まれた子どもに、「違い」はあるか?(但し、生体としての差異はまったくないものと仮定する)

・質問4:「人工子宮装置」で生まれた子どもを、あなたは愛せるか?(但し、あなたはその子どもの保護者であると仮定する)

 質問3については「違いがある」と回答した方が多数派です(#3)が、質問4については若い世代を除き「愛せる」と回答した方が多かったです(#4)。つまり「違いはあるけど、愛せる」という、一見、矛盾しているようにも見える結果となっています。

・質問5:「技術」による少子化対策は必要か?(但し、対策を講じないと、日本国民は消滅すると仮定する)

 35歳以上で賛成多数です(#5)。子どもを持つ世代になって、初めて少子化の脅威を理解し始めるのかもしれません。ただ、この多数派の中には「仕方がないけど賛成」という人も含まれている可能性は高いです。

BusinessJournal編集部

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