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フーターズ、なぜ人気衰えず?“おもてなし”重視接客と、渋谷にアジア最大規模出店の狙い

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フーターズガール
 2010年の日本上陸以降、「行列の絶えない店」として知られるカジュアルアメリカンレストラン&スポーツバー「HOOTERS(フーターズ)」。チアリーダー風ユニフォームを身にまとった店員によるダンスパフォーマンスで知られる同店は、世界で450店舗以上を展開する米国のチェーン店で、運営会社である株式会社エッチジェーの前会長、松田章氏が中心となって米国本部と5年以上の交渉の末、東京・赤坂に日本1号店をオープン。以降、銀座、大阪・本町と次々と新規店舗を出店するなど、日本上陸から約3年半たった今でも、人気が衰える気配はみえない。同社は業績に関する数字を公表していないが、鶴見英明社長によれば、売り上げは前年比30%以上の伸びを続けているという。

 人気が衰えない理由について、鶴見社長は次のように語る。

「“HOOTERS makes you happy(お客様をハッピーに)”というミッションを実現するために、フーターズガールがいて、フードがある。コンセプトの柱はスポーツですが、そのスポーツを応援するのがチアガールですから、フーターズガールの存在は大きいですね。彼女たちのおかげでブランドを守り続けているのです」

 オープン以来、フーターズガールのダンスパフォーマンスばかりが話題になることも多いが、フーターズの本当の売りは、米国流のフレンドリーな接客にあると鶴見氏はいう。

「お客様と雑談したり、簡単なミニゲームをしたり、クイズを出したり、中にはジョークを飛ばすガールもおり、とにかく、常にお客様に積極的に話しかけるようにしています。さらに、誕生日や何かの記念日のお客様にはロウソクを立てたケーキを用意して大勢のフーターズガールでお客様を囲んで歌を歌うなど、お祝いをお店一体となってサポートすることも行っています」(同)

 店内で流れる音楽が突然変わると、フーターズガールはフロアで踊り出すのだが、数分で終わる簡単なショートダンスでも、店内の雰囲気はすっかりフロリダの陽気さに染まる。そんなダンス以外でも、「おもてなし」重視の接客がフーターズ最大の強みというわけだ。

 そんなフーターズガールの採用にあたっては、特に基準のようなものは設けていないらしいが、元気でサービスマインドに長けていることが条件だという。

「自然とサービス意識の高い女性や、海外経験が豊富で英語が流暢な女性や、ダンス経験のある方の応募が多い傾向があります。フーターズガールは、米国ではそれ自体が一種のブランドになっているということもあり、そういうことを知っていて応募してきてくれるのではないでしょうか。新人のフーターズガールには、トレーナーが接客からダンスまで指導します」(同)

●渋谷へ進出の狙いは?

 そんなフーターズは、国内4号店を4月21日、東京・渋谷にオープンする。フーターズのメイン顧客ターゲットはビジネスパーソンだが、渋谷進出により、今のコアターゲットより若い世代を集客することによるマーケット拡大を狙うという。