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W杯の裏で過熱するFIFAの金儲け 公認ライセンスで数十億円、放映権料は400億円か

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「日本サッカー協会 HP」より
 6月12日(現地時間)から開催されているサッカー、2014 FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で連日、熱戦が繰り広げられているが、大会を主催するFIFAによる“金儲け”も過熱しているという。広告代理店関係者が語る。

「FIFAの金儲けは実に巧みですよ。代理店が持ってくるオフィシャルライセンス商品に関する資料にうなずいて判を押すだけで、1億円を稼ぐとわれています」

 オフィシャルライセンス商品とは、FIFAが「FIFAとW杯のロゴを商品に貼り付けて売り出していい」と公認する商品。W杯の公式スポンサー企業でなくても、このライセンスを受ければ、堂々とW杯に便乗した商品を販売できる。キーホルダーやサングラス、マグカップ、iPhoneケース、ぬいぐるみ、サッカーのボードゲームと幅広く、世界各国で販売されている。

 日本では、元日本代表の中田英寿氏がアンバサダーを務めた日本酒(13種類・400〜1540円)が有名になったが、「この日本酒を含め日本では、約100種類のライセンス商品が展開されている」(前出関係者)という。

 もちろん、オフィシャルライセンス商品と謳っているが、例えば日本酒でいえば、瓶の側面に、W杯の優勝トロフィーのロゴをラベルにして貼り付けているだけだ。このライセンスビジネスが、打ち出の小づちのごとくFIFAにカネを落としている。

「FIFAは基本的にオフィシャルライセンス商品の選定にタッチしません。代理店任せです。日本酒でいえば、代理店が全国の酒造メーカーと協議して13種類に決まりました。FIFAは代理店側から報告を受け、承認するだけ。13種類合計でオフィシャルライセンス料として、約1000万円弱ほどがFIFAに入るそうです」(同)

 ライセンスビジネスは近年急速に広まっている。

「『W杯』という単語はFIFAの商標登録で、『W杯』を前面に押し出した商品の販売は、公式スポンサーに限られ、ほかでは禁じられています。ところが、小さなスーパーや居酒屋ではしれっと『W杯』のロゴを使って商品を売り出したりしています。そうした悪質な便乗商法を防ぎ、W杯の品位を守り、公式スポンサーの利益を保護するためというのが、公式スポンサーになるよりもハードルが低いライセンスビジネスが導入された名目。こういったビジネスモデルはW杯に限らず近年急速に広まっています」(サッカー界関係者)

 前出広告代理店関係者はこう補足する。

「酒造メーカー側としては、FIFAのお墨付きを得たとして大々的に商品展開できる。一方のFIFAはライセンス料で軽々と儲けるのです」

 このライセンスビジネスで、FIFAはW杯一大会につき日本では約1億円、世界で数十億円を稼ぐという(金額は推定、以下同)。