「アポイントの直前なのにクライアントへの資料がまだ用意できていない」「デスクが散らかっていて必要な書類が見つからない」
仕事をしていると誰でも“あせる”場面に遭遇します。あせって仕事をすると、ミスをしたり、仕事の質が悪くなってしまったりといいことはありません。
そこで今回は『あせらない練習』(斎藤茂太/著、アスコム/刊)より、あせらずにいい仕事をするためのポイントを紹介します。
■自分だけの“締め切り効果”で集中力アップ
大量に残された夏休みの宿題を8月31日に一気に終わらせるなど、締め切りを目の前にして今まで見たことのない集中力を発揮することを“締め切り効果”といいます。
しかし、いつもギリギリであせっていては締め切りに追われる人になってしまいます。そこで大切なのは、自分で締め切りを決めてしまうこと。相手から言われたよりも早い時期に締め切りを設定することで、余裕ができ、あせることもありません。
■イヤな仕事から先にする
人間は誰しも、「イヤだな」「面倒だな」と思うとつい先延ばしにしがちです。しかし、どちらにせよ、やらなければいけない仕事ならば、とっとと済ませてしまったほうが、実はずっとラクなのです。イヤなことを先延ばしにするのは、「後の苦しみ」を増やすだけで、先に片づけることで、その苦しみから解放されるだけでなく「後のお楽しみ」がぐんと増えるのです。
先日、デビュー20周年を迎える、とある歌手が「どうやってモチベーションを保ってきましたか?」と聞かれ「締め切りです」と答えているのが印象的でした。
仕事だけではなく、家事や勉強でも自分で締め切りを決めることで、“締め切り効果”によって生み出される集中力を生かしていきたいものです。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。