NEW

奇跡すぎる海鮮丼店の奇跡のサービス!超豪華&激安、店員全員が英語ペラペラ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「築地 海鮮丼 大江戸 HP」より

 1月9日、三越伊勢丹ホールディングスが東京・新宿に大型免税店を開業する方向で検討していることが明らかになりました。急増している訪日外国人観光客の買い物需要を取り込むため、2017年末までに銀座に次ぐ首都圏2号店として開業を目指すとのことです。

 日本政府観光局は昨年7月に、15年上半期(1~6月)の訪日外客数が前年同期比46%増の914万人に達したと発表しました。昨年12月には、1~11月の訪日外客数が1796万人に達し、累計で過去最高を更新したと発表しています。中国や東南アジア経済の好調や円安の影響、消費税免税制度の拡充、日本政府によるアピールなどが功を奏しているようです。

 最近の報道では、外国人観光客による「爆買い」という言葉が頻繁に現れます。特に中国人が高級家電製品や高級化粧品、紙おむつや温水洗浄便座に至るまで、あらゆる日本の製品を爆買いしている姿が目立っています。

 しかし、こうした爆買い需要をうまく取り込んでいる店は多くありません。

 筆者が銀座にある小さなお土産店を訪れていたときのことです。外国人観光客が入店し、店員になにやら話しかけていたのですが、その店員は対応に苦慮し、怪訝な顔をして「ノー、ノー」と繰り返していました。外国人観光客は残念そうに店を立ち去っていきましたが、これはすごくもったいないことです。

外国人客をうまく取り込んでいる店舗

 一方で、東京・築地市場内にある「海鮮丼 大江戸」の対応は見事です。築地市場は外国人観光客の間で人気のあるスポットとなっていますが、特に同店は外国人客をうまく取り込んでいる店でした。

 大江戸は海鮮丼専門店で創業100年余り、築地市場から直接仕入れた新鮮なネタのどんぶりが食べられるとあって、非常に人気のある店です。海鮮丼には味噌汁と漬け物がセットになっており、さらに60種類以上ものトッピングメニューがあるので、自分好みに海鮮丼をカスタマイズすることができます。

 店外に20名ほどの行列ができており、多くの外国人観光客も並んでいたので興味が湧き、筆者も並んでみることにしました。待つこと30分ほど、入店して「うに盛り7点上丼」(税込2600円)を注文しました。

 山盛りのウニを頂点に、新鮮な魚介類が器からはみ出そうなぐらいふんだんに盛りつけられています。ウニはしっとりとクリーミーな味わいが口の中に広がります。マグロは天然マグロで、脂身に頼らずに口の中でとろけます。ホタテとエビとカニは身が凝縮されていてプリプリとした食感が絶品で、いくらはプチプチとして口の中に濃厚な味わいが広がります。イカは身が引き締まっていて歯ごたえが絶妙、玉子焼きは適度な甘みで箸休めにもなっています。

 すべてのネタが新鮮で「おいしい」の一言です。お茶が減ったら、こちらから頼むまでもなく店員が注いでくれました。店員全員がフレンドリーで非常に好感度が高いサービスを提供してくれるなど居心地がよかったのですが、さらに入店するまでの待ち時間でも、待っている客に対して親切に接していました。

 しかも、店員は全員流暢な英語を話し、外国人観光客相手にも親切丁寧に案内をしています。メニューの多くが英語でも表記されていました。

 同店を出たあとに他店も見て回りましたが、英語表記のメニューを置いている店はあまりありませんでした。同店では努めて外国語対策を行っていたため、他店に比べて外国人観光客を多く取り込むことに成功していました。

 海鮮丼がおいしいというのもひとつの要因ではありますが、それに加えて外国人観光客への対応を強化していたことが他店との差別化ポイントとなり、集客できているといえます。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。