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松本人志も疑問? 巨人「野球賭博騒動」で"野球くじ導入"をためらう滑稽な「野球礼賛」

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 野球賭博騒動によって、世間からとんでもないバッシングを受けているプロ野球・読売巨人軍。巨人がここまで"失墜"したのは後にも先にも記憶がない。「巨人軍は永久に不滅」という言葉も、もはや過去のもののようだ。

 ところで、この一件によって文部科学省が推し進めていた「野球くじ」の導入が厳しくなったそうだ。下村博文文部科学相も「こういう問題があると当然対象にはもうならないでしょうし、これは本当に大ダメージですね」と苦々しく語った。「巨人のせい」という嫌味とも受け取れる。東京五輪に合わせた財源確保の一端と期待していたらしい。

 しかし、少し考えてみるとおかしな話ではある。今回の一件は現役のプロ野球選手が賭博に手を染めたというもので許されるものではないが、それと一般人が参加する賭け事は同類ではないような......。現状競馬や競艇、競輪にパチンコにサッカーくじ(toto)などをふくめ、巷には"合法的な"ギャンブルがあふれているのも一つの事実。ファンの多い、というより日本一のスポーツ産業であろうプロ野球がその対象に入ったからといって、特に問題があるのだろうか。

 さらに、合法化して法整備を整えることにより、暴力団など反社会的勢力の介入を抑止する効果も見込めるという考えもある。無論、現役選手が賭博行為しないようより厳格な指導と体制が必要になるとは思うが......。

 野球は戦後日本を代表する象徴的なスポーツの1つであることは疑いようがなく、今でも主流であることは間違いない。しかし、その"求心力"はずいぶんと弱まってしまったのもまた現実だろう。娯楽も多様化し、他のプロスポーツも十分にエンターテインメントとして成立してしまった。

 だからこそ、今さら「野球」をギャンブル化したところで、特に影響はないはず。導入整備には多額の金銭がかかるのは間違いないが、それによって得られるメリットも十分にあるはずだ。おそらく野球の賭博化を決断できないのは、「野球は清廉であるべし」という古い考えが根付いているからではないか。

 ダウンタウンの松本人志も、賭博事件があったから野球くじをやめようという風潮はおかしいと疑問を投げかけ、多くの同調を得ている。あとは、そのくじを現役選手が買わないかが問題だが、そこまでいけばもうプロ野球そのものの意識の問題。できなければ衰退するだけだ。