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米NY34丁目店、英国…目立ち始めた計画未達
いっぽう、海外は年間100店以上の新規出店を計画するが、大丈夫かと思わせる事態が起こっている。11年10月にオープンした米ニューヨーク34丁目店の売上高が計画未達になったこと。米ユニクロは通期で黒字を見込んでいたが赤字予想に逆戻り、英国では売上高、利益ともに計画未達の予想だ。話題が先行し実態が追いついていない国があることを、深刻に受け止めるべきであろう。
しかし、大手全国紙を含めて、ユニクロを批判的に書くところは現時点では少ない。ユニクロは、新聞本紙への広告出稿をはじめ大量に新聞折り込みチラシを投入、専売店網を潤しているからだ。だが忘れてはいけないことがある。どんなに好調な企業でも凋(ちょう)落は絶頂期に用意されている、というものだ。ユニクロがもてはやされるばかりで、外部から刺激を受けないがために迷走してしまう事態を防ぐには、そろそろ冷静に自分たちの立ち位置とこの先をみつめていくべきかもしれない。
(文=椎名美知/流通ジャーナリスト)
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