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ディズニーランド、パワハラ&労災蔓延…キャストに「顔怖い」理由で4時間も退職強要面談

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東京ディズニーリゾート(「Wikipedia」より/Mekarabeam)

「職場復帰初日には『どのツラ下げて来てんのかを見に行ってやろうぜ』と言われていたと聞きました。職場復帰2日目には先輩から『謝ったほうがいい。謝るんだよ』と言われました。ある程度想定したこととはいえ、実際に直接言われるとやはり心に突き刺さり、心が折れて会社に行くことはできなくなりました。私にとって職場は夢を守らなければならない、守りたい場所であると同時に、働き続けたい場所です。働く者が会社に行くこと自体が怖いなんて『夢の国』にあってはならないことです。だから私はパワハラも提訴しました」

 こう語るのは、契約社員Aさん(29)。東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)でキャラクターコスチュームを着用してショーなどに出演していたAさんは、2017年1月に「胸郭出口症候群」と診断を受け、同年8月、過度な業務による障害だとして労災認定された。もう一人の女性契約社員Bさん(38)とともに、運営会社オリエンタルランドに対し、安全配慮義務違反による計約755万円の損害賠償を求め提訴している。いわゆる「TDL着ぐるみ訴訟」だ。第2回口頭弁論が3月26日、千葉地裁で開かれ、原告のAさんがパワハラに関しての追加提訴について意見陳述を行った(オリエンタルランド側は請求棄却を要求)。

 今回、実際にオリエンタルランドとの間に何が争われているのか? そしてオリエンタルランドとの団体交渉で何か変化があったのか? これまでオリエンタルランドの非正規雇用従業員から、労働問題に関する相談を受け、改善・解決を図ってきた「労働組合なのはなユニオン」(オリエンタルランドユニオンの上部団体)の委員長・鴨桃代氏に“夢の国の「ブラック」な実態”を聞いた。

月収7万円の月も


「オリエンタルランド側は労災認定については認めるが、安全配慮義務違反はないという姿勢です。私たちは労災とパワハラが一体のものとして職場に横行しており、安全配慮義務を負うオリエンタルランドはその改善をすべきだと主張しています。ディズニーランドが大好きで、『ここで働きたい!』という強い熱意を持って働いている人にとって安心・安全な働きやすい環境への改善を要望しています」

 これまで、オリエンタルランドとの団体交渉を2014年3月から重ねて改善されてきた面もある。

「『業務の繁閑に応じて労働日・労働時間が変動して月収が不安定』という問題がありました。天候が悪くなって来場者数が減ると朝行って午後は帰宅を命ぜられたり、そもそも悪天候が予想される日の前日に『明日は来なくていい』と言われたり、閑散期にはシフトを減らされるなどで、月収が大きく変動。なかには7万円なんて月もありました。そのため、オリエンタルランドに対して、『月最低120時間』の労働時間の保障を交渉で求めました。

 それでも、平均時給1000円だと、月12万円。そこから保険や税金などが引かれるので、十分な額とはいえません。交渉を重ね、現在は通常月114時間まで保障されるようになったが、いまだ120時間には達していません」

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