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また逮捕の“元オリンピック選手”岡崎聡子と、『相棒』水谷豊の意外な関係

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1978年、平均台での演技を披露する、体操現役時代の岡崎聡子。(写真:山田真市/アフロ)

 6月20日、観戦チケットの抽選結果が発表され、まだまだ先のことだと考えていた東京オリンピックがいよいよ目前に迫っていることを実感した人も多いことだろう。そんななか、かつて華々しい五輪の舞台に立ちながら、その後、極端な転落人生を歩んだ人物に関する報道があった。。

 元五輪体操選手の岡崎聡子(58)が、またも覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されたとのニュースが流れたのだ。しかも、4月下旬に逮捕され、すでに5月には東京地検によって起訴されていたというから驚きだ。岡崎聡子といえば、過去に薬物絡みの容疑で何度も逮捕・起訴されており、「今回で少なくとも14回目の逮捕」とも伝えられている。

コマネチと同じ五輪に出場から、超人気ドラマのレギュラーに

 1961年生まれの岡崎は、國學院高等学校在学中の1976年に、全日本体操競技選手権大会とNHK杯体操選手権の両方で総合優勝を果たし、15歳にして1976年のモントリオール五輪代表に選ばれている。その時点で彼女は、日本女子体操界における堂々のエースだった。

 モントリオール五輪の体操競技といえば、段違い平行棒、平均台の演技で近代五輪史上初の“10点満点”を記録した当時14歳のナディア・コマネチ(ルーマニア)を抜きにして語ることはできないだろう。若者には「?」な情報かもしれないが、ビートたけしの「コマネチ!」というギャグは、彼女の名前を拝借したもの。そんなコマネチに話題が集中するなか、岡崎は女子個人総合30位に留まり、メダルには遠く及ばなかった。

 その後、日本体育大学の女子短期大学に進学するが、モスクワ五輪前年の1979年に、負傷によって選手を引退。大学も中退し、タレント転向を表明する。では、そのタレント活動はどんなものだったのか?

 実は、転向早々にビッグチャンスを掴んでいる。それはテレビドラマ『熱中時代』(日本テレビ系)へのレギュラー出演だ。水谷豊(現在66)が小学校の教師を演じた『熱中時代』は、1978年10月に第1シリーズの放送がスタートし、翌年3月放送の最終回は40%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)という高視聴率を記録する超人気作品だった。その後、物語に繋がりのない『熱中時代・刑事編』がスタート。こちらも人気番組となった。

 そして、「刑事編」終了から8カ月のブランクを経た1980年7月に待望の「先生編」第2シリーズが開始され、そこに岡崎が投入されたのだ。当時は彼女はまだ20歳ながら、演じたのは水谷演じる主人公・北野広大の同僚教師役であった。

 だが、演技の素人だった彼女に対し現実は厳しく、用意された出番、セリフはごくわずか。体育館で得意の体操を披露するといった見せ場は用意されたが、ほとんどストーリーに絡まない端役扱いのため、とても演技者として評価されるには至らず、彼女の女優業はそこまでで終了してしまう。また当時は、女性アスリートが引退後にスポーツキャスターとしてテレビに出演する……といった事例はまだほとんどなく、実際、岡崎にもそうした展開はなかった。

デミ・ムーアより7年早かったマタニティヌード披露

 タレント業に行き詰まった彼女は、その後、アメリカ・ロサンゼルスに渡り、ブームになりかけていたエアロビクスを体得。帰国後にインストラクターとして活動していた。エアロビクスを通じたメディア露出も多少はあった。

 そんな彼女がタレントとして、おそらく最後に目立った活躍を見せたのは1984年だ。結婚、妊娠し、かなりお腹が大きくなった状態で、いわゆる“マタニティヌード”を披露したのだ。のちに国内ではhitomiや蛯原友里なども見せたマタニティヌード、著名人の元祖は米女優のデミ・ムーアによる例(1991年)だと伝えられることが多いが、実は岡崎のほうが、それより7年も早かったのだ。 

 だが、掲載先が男性誌だったことに加え、先述の通りまだ“時代が早すぎた”こともあってか、それがデミ・ムーアや蛯原友里のように、女性からの支持を集めることには、残念ながらつながらなかった。結局、彼女の芸能活動は、そのあたりで終わっている。

 その後、岡崎聡子の名前がメディアを賑わせたのは、マタニティヌードから約11年後のこと。1995年4月に大麻取締法違反で逮捕され、さらに5月に覚せい剤取締法違反で再逮捕される。このときは懲役1年6カ月ながら3年の執行猶予付きの判決を受けるが、その執行猶予期間中の1995年8月覚醒剤所持で3度めの逮捕、しかも今度は懲役1年6カ月の実刑判決を受け初めて服役した。その後も、2000年代以降たびたび覚せい剤所持で逮捕され、その都度、実刑判決を受け塀の中に入っている。これに対し、「彼女のように何度服役しても薬物依存から抜けきれない人がいるということは、社会全体の問題ではないか」という指摘もある。

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