つまりお客さん同士のトラブルこそ懸念されるのです。こうしたトラブルを防ぐために、マクドナルドケンタッキーなど体力のあるファーストフード店は、テイクアウトもイートインも一律8%で会計しています。しかも、イートインの商品の本体価格(税抜価格)は、増税前より値引きしています。店としてはレジのスピードアップにつながるし、お客もお得で会計も単純です。店内で食べようが持ち帰ろうが気兼ねすることなく安心して食事を楽しめます。店もお客もお金をめぐってトラブルを起こしたくないのです。

 ただ、増税した2%分は他の商品に転嫁したり、会社として負担したりしなければならないので企業側の地力の強さが物を言うことになると思います」

 増税からまだ2日だ。非常にわかりにくい制度の中で、消費者の混乱は続いている。制度そのものが個人のモラルに委ねられているとするのなら、トラブルも起こり得るだろう。しっかり対応を図ることができた体力のある企業とそうではない企業で、明暗が分かれそうだ。

(文=編集部)

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