BTSのビルボード1位、韓国内で「アーミーの操作行為・音源総攻撃」と疑問続出のワケの画像1
『BTS official(@bts.bighitofficial) • Instagram写真と動画』より

 韓国出身の7人組人気アイドルグループ「BTS」が8月21日に発売した新曲「Dynamite(ダイナマイト)」で、韓国人アーティストとして初めて米ビルボード・シングルチャートの1位に輝いた。アジア出身歌手でビルボード・シングルチャートで1位を獲得したのは坂本九さんの「上を向いて歩こう」以来で、韓国国内は大きく湧き上がっている。BTSの快挙の背景に何があったのか。日本国内の一部メディアが手放しでBTSを賞賛する一方、韓国国内のメディアからはファンのあり方や昨今の音楽業界のあり方をめぐる懐疑論も噴出している。

トランプ大統領が体現する旧来の価値観を否定?

 朝日新聞デジタルは9月13日、記事『BTS、全米1位の理由 マッチョでワイルドからの変化』で、ハーバード・イェンチン研究所客員研究員で慶應義塾大法学部(アメリカ文学、ポピュラー音楽研究)教授の大和田俊之氏や北海道大大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授の金成玟氏らの見解を紹介している。

 同記事で、自身もBTSのファンという大和田教授は次のように分析する。

「アメリカ社会でアジア系男性に対するステレオタイプ(単純化されて固定化されたイメージ)が変化していることが影響していると思います。1980年代以降、アメリカでは黒人やヒスパニックなどの少数派の人口が増え、多文化主義が進みました。その波はエンターテインメント業界にも広がり、ドラマや映画でアジア系俳優の活躍も目立ち始めました。

(中略)

 メンバーが醸し出す『繊細さ』も、アメリカで受け入れられた理由の一つです。アメリカ社会では長く『マッチョ(がっちりした体格)でちょっとワイルドな白人男性がかっこいい』とされてきました。ですが、価値観が多様化し、かっこいい男性像は見直されています」

 そのうえで同記事では、大和田教授が「トランプ大統領が象徴する旧来の価値観にあらがうことで支持を得たと分析する」とまとめる。

ファンたちの度を越した販促支援に韓国でも疑問の声

 実は、このBTSのビルボード・シングルチャート1位獲得に関し、物議を醸した記事があった。東亜日報日本語版が8月31日、イム・ヒユン記者の署名で公開した『「音源総攻撃」Kポップの危険な影』がそれだ。

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