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原辰徳、落合博満…ビジネスでも使える、歴代名将の“人をやる気にさせる”名言

文=福嶌弘/フリーライター
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巨人の原辰徳監督(「Wikipedia」より)
巨人の原辰徳監督(「Wikipedia」より)

 新庄剛志“ビッグボス”の躍進が止まらない。11月4日に行ったド派手すぎる記者会見で周囲の度肝を抜くと、その翌週には北海道日本ハムファイターズの秋季キャンプ先である沖縄へ向かい、選手たちを電撃視察。午前中は真っ赤なジャージ、午後は真っ黒なジャージというファッションに身を包み、選手たちに熱血指導を行った。練習後には選手たちがグラウンドを去る中で、トンボを携え整備にいそしむなど、その一挙手一投足が注目されている。

 派手なファッションに代表されるように、新庄の行動は常に周囲を引き付けているが、同時に感じたのは言葉の強さ。「優勝は狙わない」という発言の裏には、全選手が横並びであることを示唆する“レギュラー白紙”の意図があるのだろう。そして、「全国区の選手が3~4人出てくれば強くなる」など、派手さだけでなく事の本質を捉えたコメントで、早くも話題になっている。

 その秋季キャンプでは早速、悩めるスラッガー、清宮幸太郎に対し「ちょっとデブじゃね?」から始まる減量指令を出したことでも話題に。文字にすると少々厳しく見えるが、選手をやる気にさせるには十分な言葉と言える。

 名将と言われる監督に必須の条件とも言えるのが、言葉の強さ。選手たちの眠った闘志を奮い立たせ、いかにやる気にさせるかはもちろん、ここ一番というところでチームをまとめ上げるために、重みのある一言をスッと言えることが肝要となる。少なくとも現時点の新庄には、そんな名将の素養を感じる。

 そこで、歴代の名将たちが残した名言を振り返ってみよう。

サラリーマンにも通じる、名監督の優れた言葉

 ここから紹介するのは、球界を代表する歴代監督の主な名言。いずれも、部下を率いてチームをまとめ上げるリーダーとしての発言と考えると、実に優れたものが多い。

「『どうするか』を考えない人に、『どうなるか』は見えない」(野村克也)

 プロ野球史上に残る名将として名高い野村克也。監督時代は選手自らに考えさせることを常に徹底していたが、その理由がこれだ。自ら目的意識を持つことで、やるべきことが明確になり、ひいては目指している目標や夢に近づくということを表している。

 ただ漠然と日々を過ごすのではなく、常に目的意識を持つべき、という考えは新庄の発言にも通じるところがある。

「人は教えるということ、教育するということで育つものなのだ」(広岡達朗)

「管理野球」を標榜し、ヤクルトスワローズ、西武ライオンズを強豪チームへと変身させた広岡達朗。文字通り軍隊式の野球スタイルが印象深いが、この言葉が生まれたのは広島東洋カープの内野守備コーチ時代のこと。

 当時、外野手だった苑田聡彦の内野へのコンバートが決まり、広岡はその指導につきっきりに。まるでセンスがないと判断した広岡は何度もさじを投げそうになったが、監督である根本陸夫の指示に従い最後まで指導した結果、苑田は広島の内野守備の要にまで急成長。その際、広岡は選手指導の際に根気強く教える、教育することの大切さを痛感したという。

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