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中古車は要注意、渋滞でホンダ・ヴェゼルばかり故障…トラブル連発のシステム搭載

文=萩原文博/自動車ライター
中古車は要注意、渋滞でホンダ・ヴェゼルばかり故障
ホンダ・ヴェゼル(「Wikipedia」より)

 秋が深まり紅葉狩りの季節となるとともに、全国旅行割と呼ばれる全国旅行支援も始まり、各地の観光地では酷い渋滞が起きている。

 そんななかSNSで話題となったのが、栃木県日光にあるいろは坂において、数台のホンダ「ヴェゼル」のハイブリッド車が上り坂の渋滞で動けなくなったことだ。同じ車種で同じパワートレインを搭載したモデルばかりが動けなくなるというのは、さすがに個体の問題とは思えない。そこで、今回のトラブルについて検証してみた。

 ホンダのハイブリッドシステムは、これまでに4つのタイプが展開されている。最も古いのが、エンジンにIMA(インテリジェント・モーター・アシスト)というモーターを組み合わせたタイプ。これは主動力のエンジンにアシスト機能として軽量・コンパクト・高効率なモーターを組み合わせたというシンプルなシステム。このハイブリッドシステムは、あくまでもエンジンがメイン、モーターはアシストのみなので、燃費性能には限界があった。

 続いて登場したのが、スポーツハイブリッドi-DCDと呼ばれるハイブリッドシステム。1.5Lガソリンエンジンと薄型高出力モーター内蔵7速DCTなどを組み合わせた1モーターハイブリッドシステム。エンジンとモーターを効率良く接続・切断する制御を搭載し、国内最高レベルの燃費性能と全域におけるレスポンスを実現した。

 そして、現在主力となっているのがe:HEV(イーエイチイーブイ)、かつてはスポーツハイブリッドi-MMDと呼ばれていたハイブリッドシステムだ。このシステムは1.5L、もしくは2Lガソリンエンジンに、発電・駆動を行う2つのモーターを組み合わせたシリーズハイブリッドシステム。通常走行では、ガソリンエンジンは発電に徹し、主にモーターで走行。高速走行時ではガソリンエンジンのみで走行するという高い効率を誇る。

 そして、「レジェンド」や「NSX」などに搭載されていたエンジンと3つのモーターを採用し、左右の駆動力を自在に制御するスポーツハイブリッドSH-AWDだ。現在、国内で販売されているホンダのハイブリッド車はスポーツハイブリッドi-DCDもしくはe:HEVとなっている。

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