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「巨大な欠陥構造物」京都駅ビル、構内で猛吹雪が発生、過去にガラス屋根落下事故も

文=Business Journal編集部
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「巨大な欠陥構造物」京都駅ビル、構内で猛吹雪が発生、過去にガラス屋根落下事故もの画像1
京都駅ビル(「gettyimages」より)

 日本中が記録的な寒波に見舞われるなか、近畿では大雪の影響で電車の立ち往生が相次いでいるが、京都駅ビルの屋内で猛吹雪が発生するなどして「欠陥構造」との指摘が相次いでいる。

 24日の午後に大雪となった近畿では、JR西日本の電車で長時間におよぶ立ち往生が多数発生。サンダーバードやJR京都線では5時間、JR琵琶湖線では7時間にわたり乗客が電車内に缶詰め状態にされる事象も発生している模様。

 そんななか、近畿のターミナル駅である京都駅ビルの構内では雪が風が吹き込み、吹雪が下から天井に向かって吹きあがる現象が発生。SNS上では以下のように話題となっていた。

<雪も風もダイレクトに入ってきてる…>(原文ママ、以下同)
<雪に対して欠陥構造すぎ>
<吹雪体感施設>
<京都駅は大風大雨大雪全てに弱い寒い駅>
<京都駅に逃げ場はない>
<京都駅とか大阪駅って吹き抜けだし建物の形変だから雪降ったり積もったりしたら終わり>
<京都駅ってすっっっかすかだもんね>

巨大な無用の建造物

 吹雪が発生したのは駅ビル中央の巨大な吹き抜けのコンコース部分。アーチ型のガラス張りの屋根は「半開き状態」のため構内は密閉状態とはなっておらず、コンコース内は「半屋外」といえる状態。そのため、以前から寒気や雨、雪が入り込むという指摘は多かった。

 1997年に開業した京都駅ビルの建設はJR西日本にとって、設計案の国際指名コンペが行われる一大事業だった。建築家の原広司氏の案が採用された駅ビルは東西470m、地上16階、地下3階の巨大なもので、駅に加えホテル、商業施設、文化施設などを有している。11階建てビルに相当するといわれる段数171段、高低差35mの大階段や屋上の空中庭園、そして壁一面にガラスがあしらわれたデコボコの外観などが特徴だが、京都の景観を壊すという批判も以前から根強い。

「地元で評判が良いかと聞かれれば、評判は悪いが、開業から20年以上たつので『そういうもんだ』と受け入れられている。『巨大な無用の建造物』という認識が定着しているといっていい」(地元メディア関係者)

 景観はさることながら、駅ビル内で吹雪が発生するというのは、構造面で問題はないのか。

「数年前に強風でコンコースのガラス屋根が構内に落下するという事故が起きており、もし通行人の頭上に落下していたら死亡事故につながっていた恐れもある。大雪や台風などの自然災害で電車が運休したりした際、駅には大勢の人が滞留することになり、駅構内で一夜を明かす人も出てくる。そのため駅という建物には災害時の避難場所としての機能が求められるが、その意味で京都駅ビルは巨大な欠陥構造物といわれても仕方ない。

 大階段も非常時は避難経路として使用されることを想定しているとのことだが、大部分に屋根がないので雨風をしのぐことはできないし、長いエスカレーターも子どもなどが落下する危険がある。京都駅ビルが竣工したのは東日本大震災の4年前だが、震災を経験した今の日本のターミナル駅でこのような設計が認められることはないだろう。少なくても、ガラス屋根の落下を防ぐ対策や、雪や雨などが構内に入らない対策は早急に必要だろう」(鉄道会社関係者)

(文=Business Journal編集部)

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