街中のいたるところに出店しており、人々の生活を支えてくれているコンビニエンスストア。あまり時間が取れないランチ休憩時や、仕事帰りで疲れており自炊する気が起きないときなど、コンビニ飯のお世話になっているビジネスパーソンは大勢いるはずだ。
なかでもコンビニ業界2位のファミリーマートは、7月1日にスマートフォン決済サービス「FamiPay(ファミペイ)」をリリースし、ダウンロード数は100万を軽々と突破。2020年度中に1000万ダウンロードを目標としているとのことで、ファミマのような大手がキャッシュレス化の波にどこまで乗れるのかは、要注目だろう。
さて、ファミマでは、暑さのせいで食が細くなりがちな季節になると、喉を通りやすい冷たい食べ物や、食欲を増進させてくれる辛い食べ物などが新しくラインナップされる傾向にある。というわけで今回は、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が独断でチョイスした、ファミマで「この夏、買うべき商品4選」を紹介しよう。
四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺/298円
続いては、ファミマ限定のインスタント麺である「四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」だ。こちらは、東京都文京区にある人気店「阿吽(あうん)」が監修しており、その再現度の高さを評価されている。
実店舗では0辛~6辛まで辣油の辛さと花椒の痺れを選択できるのだが、この商品もカップ麺ながら、自分で1辛~5辛まで辛さを調節できる仕様。付属の特製スパイスをまったく入れないと1辛、半分だけ入れると3辛、全部入れると5辛といった具合だ。なかなか口腔内への刺激が強い商品なので、特製スパイスは、味見しながら少しずつ入れていくといいだろう。
鶏そぼろ弁当/298円
コンビニ飯としては定番メニューといえる「鶏そぼろ弁当」だが、今回は再評価する意味で“買うべき”に挙げてみたい。
まず素晴らしいのは、甘辛い味がしっかり染み込んだ鶏そぼろと、ほんのり甘い炒り卵のハーモニーだ。さらに298円というコスパと程よいボリューム感も魅力で、夏の暑さにやられてイマイチ食欲が湧かないが、それでも何か少し食べておきたい……という場面で重宝するだろう。
なお、先述したように鶏そぼろ弁当は定番なので、ローソンやセブンイレブンでも類似の商品が同じような価格帯で売られている。筆者としては、このファミマ版が最も万人ウケしそうな味つけに感じられたが、気になる人は食べ比べてみてはいかがだろうか。
スクイーズスクイーズ グレープフルーツ/228円
ファミマの「スクイーズスクイーズ グレープフルーツ」は砂糖と香料が不使用で、グレープフルーツの生の果実感が存分に味わえるドリンクだ。コンビニのドリンクで200円を超えるようだと、抵抗感を覚えてしまう人もいるかもしれないが、その場で果実を絞ったかのようなみずみずしさは、この夏に一度トライしてみる価値がある。
そもそもこちらの「スクイーズスクイーズ」シリーズは、過去にも白桃やキウイフルーツなどの多様なバージョンが販売されたことがあり、そのたびに好評を博していた商品。皮むきなどの面倒な手間はかけたくないが、たまにはフルーツをたっぷり摂取したいという人は、次の新商品が出るのはいつなのか、アンテナを張っておこう。
ロッテワッフルコーン 甘熟メロン/248円
夏といえば、真っ先に食べたくなるのがアイス。ファミマの限定商品である「ロッテワッフルコーン 甘熟メロン味」は、メロンミルク風味の「アイスミルク」だ。
ご存じのかたもいるかもしれないが、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷果」という呼び方は、その商品に含まれる牛乳の乳成分量によって決まる。アイスミルクの乳成分量は、この4つのなかでは2番目に多く、実際こちらの商品のミルク感は、濃厚すぎない絶妙な塩梅。
その一方、メロン果汁・果肉が7%使われているため、高級フルーツであるメロンの甘みを、248円という“プチ贅沢”レベルの出費で堪能できてしまう。夏場に、自分へのちょっとしたご褒美として買ってあげるといいかもしれない。
以上、ファミマにおけるこの夏“買うべき”商品を4つ取り上げてきた。これはファミマや夏に限った話ではないが、コンビニはどうしても商品の入れ替わりが早い。どれかひとつでも惹かれる商品があったら、“思い立ったが吉日”ということで、なるべく急いで買いに行こう。