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IKEA、「使いづらい」と不評な日用品5選…たためる水筒、カビ生えそうな箸

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
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IKEAの店舗

 2018年8月期の決算において、売上高は前年同期比13.5%増の840億9100万円だったものの、営業損益では9億6200万円の赤字となったイケア・ジャパン。前期の営業損失は14億4600万円だったため、成績が悪化したとはいえないが、苦戦が続いているのは確かだろう。

 IKEAといえば、スウェーデン発祥の世界的な家具量販チェーン。「より快適な毎日を、より多くの方々に」という企業理念のもと、北欧らしいデザイン性に優れた家具や雑貨を非常にリーズナブルな価格で販売し、2006年に日本上陸して以降、人気を集めてきた。

 しかし、IKEAの幅広いラインナップのなかには、すぐに壊れてしまったり、デザイン先行のために実用的ではなかったりと、いくら低価格でも看過できないような商品が含まれているのも事実。同じようにリーズナブルでありながら、高品質を売りとする競合他社の存在が、業績低迷の一因となってしまっているのかもしれない。

 そこで今回は「この夏、買ってはいけない日用品5選」という題材で、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」がIKEAの商品から5つのアイテムを独断で選んだので、以下に紹介したい。

FJÄRMA(たためる水筒)/799円(税込、以下同)

 徐々に気温が上がり、汗ばむ季節となってきた今日この頃。節約やエコを考えて、ペットボトル飲料ではなく、自前の水筒で水分補給をしたいという人も多いのではないだろうか。

 IKEAが販売している「FJÄRMA(フィエルマ)」のたためる水筒は、中身をすべて飲んだ後に折りたたむことができ、カバンの中でかさばらないという、一見優れものの商品。しかし、飲みやすさを考慮して簡単に開くよう設計されたふたは、飲み物が入ったままカバンに入れておくと、うっかり外れて中身が出てしまうのではないかと、いらない心配をすることになる。

 また、「火気の近くに置いてはいけない」との注意書きがあり、熱い飲み物を入れるのにも向いていないとのこと。山登りのときなどに、付属のフックでバッグにつり下げて持っていくのが正解なのかもしれないが、いかんせん使い道が狭いといわざるを得ない。

BRÄDA(ラップトップサポート)/599円

「BRÄDA(ブレーダ)」のラップトップサポートは、座りながらノートパソコンで作業するときに役立つ代物。滑り止めが底面に施されており、傾斜がついているこの商品を膝に乗せ、その上にパソコンを置けば「快適に作業できます」と公式サイトでは謳われている。

 便利だと感じている人も多いようだが、不評な意見も見逃せない。というのも、縦の長さが中途半端なので、A4サイズのノートパソコンを乗せるには、やや窮屈に思えるサイズ感になってしまっているというのがひとつの理由だ。

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