ローソンが「ホットミルク」と「カフェラテ(M)」を大幅に値下げしたことに対して、SNSなどでは絶賛の声が多数寄せられている。
ローソンは期間限定のキャンペーンとして、「マチカフェ」で130円(税込み、以下同)で販売している「ホットミルク」を半額の65円にすると同時に、150円の「カフェラテ(M)」も30円引きの120円で販売している。キャンペーンの期間は3月9日~20日まで。対象商品はどちらも“牛乳”に関係したドリンクだが、背景には、昨今世間を騒がせている“新型コロナウイルス”の影響があるという。
新型コロナウイルス感染拡大の対策として、政府は2月に全国の小・中・高校に一斉休校を要請した。これを受けて、ローソンは給食の牛乳提供が少なくなることを懸念して、今回のキャンペーンを打ち出したという。つまり、「ホットミルク」の半額や「カフェラテ(M)」の30円引きは、牛乳の消費支援を目的とした取り組みなのだ。国産生乳100%使用の牛乳を提供している、ローソンならではの新型コロナウイルス対策といえるだろう。
独自の牛乳消費支援に、SNSなどでは「こういう取り組みは素晴らしい! ほかの企業も見習うべき!」「ローソンの牛乳大好きだから、個人的にすごい助かる」「ローソンのホットミルク飲んだことないけど、これを機に飲んでみたい」といった声が上がっている。
また、ローソンは学童保育施設への“おにぎり”提供も実施していることから、「一連の動きが迅速で好感が持てる」などとも評価されている。そのほかにも「“牛乳”でコロナ対策を支援するところがローソンらしい」との指摘もみられる。
そもそも、ローソンのルーツはアメリカ・オハイオ州でJ.J.ローソン氏が営んでいた牛乳販売店といわれており、現在、ローソンの店舗のマークには“ミルク缶”が使われている。そのため、ネット上では今回のキャンペーンについて「さすが“元牛乳屋”のローソン!」「ローソンの牛乳愛が深すぎる」「ローソンがもともと牛乳屋さんだって初めて知った」といった声が上がっている。この施策を受けて、あらためてローソンの歴史に目を向ける人も少なくないようだ。
会社の原点に立ち返ったキャンペーンを打ち出している、ローソン。すでに世間から多くの注目を浴びており、プロモーションとしても大成功といえるのではないだろうか。
(文=編集部)