2016年はタレント・ベッキーや乙武洋匡をはじめ、有名人の「不倫」騒動が世間を賑わせているが、当然ながら不倫は多くの一般の人々の間でも行われている。
たとえば、元バスガイドの女性によれば、「バスガイドとバスの運転手は不倫関係に発展しやすい」と明かす。
バスに添乗し、さまざまな情報やトークで乗客を楽しませるバスガイド。最近は男性も見かけるようになったものの、やはりまだ女性がメインの職種である。常に気配りと笑顔を絶やさない彼女たちだが、ときには早朝から夜中まで勤務したり、泊まりがけの仕事もあったりと、決して楽な世界ではない。運転手とバスガイドは連携して乗客の安全を守り、楽しいひと時を提供しなければならない。
「毎回さまざまな乗客とお話できるのは楽しいですが、その分、気を張っている時間も長い。ツアー中、顔見知りは運転手だけなので、2人きりになると気が緩んでしまいがちです」
こう語るのは、元バスガイドの20代女性。彼女は、既婚の40代男性運転手から不倫関係を持ちかけられたことがあるという。
「初めはツアーで偶然ペアになり、だんだん仲良くなりました。そのうち、彼が私をガイドに指名してくれるようになって。運転手がバスガイドを指名することは珍しくないのですよ。それで、泊まりがけのツアーの夜に、関係を持ちかけられたのです。私は不倫なんて考えられないし、何より彼はほかのバスガイドとも噂になっていたので、うまく断りました。でも、それくらい運転手とバスガイドのただならぬ関係はよく耳にします」
不倫に陥りやすい理由
もちろん、大半の運転手が業務上の理由などでペアを指名するのだろうが、このように下心が隠れている場合もあるようだ。元バスガイド女性は、彼女たちが運転手と不倫関係に陥りやすい理由をこう分析する。
「私達の仕事は不規則なので、プライベートで異性と出会うチャンスが少ない。そのうえ激務ですから、疲労や孤独を感じている時に運転手から優しい言葉を掛けられると、コロッといってしまうようです。旅先では周囲にバレにくいというのもポイントですね。それに、バスガイドは給料にも恵まれない。私は初任給15万円で、ほかの業界の同級生たちと比べても一番低かった。だから、大人の男性の余裕みたいなのも魅力的に見えるのかもしれませんね」