のびのび育ったためか、独自の価値観を持っている“ゆとり世代”。ゆとり教育自体に「個性を重視する」という願いが込められていたため、この結果はある意味成功ともいえよう。しかし、彼ら彼女らが社会人として羽ばたいたとき、その個性を存分に生かしてたくさんの問題を起こしているのも事実。ゆとり社員たちの面白すぎる珍行動の一部を紹介していこう。
まず、ゆとり社員が現代技術に慣れ過ぎているがための珍行動。
「メモを取れと言われたら、スマホのメモ機能を使う」
「取引先とのメールに顔文字を使う」
「フェイスブックやTwitterに会社の悪口を書きまくる」
「LINEで退職願を提出」
これらはゆとり世代の“当たり前”と社会の“当たり前”の差により起きてしまうものだといえるが、このゆとり世代の行動が社会の基準となる日がいつか訪れるのだろうか。
続いては、“文字通り”に言葉を捉えすぎてしまうことによる珍行動。
「『一万円を細かくしてきて』との指示に対して、一万円札をシュレッダーにかける」
「『これB4でコピーして』との指示に対して『あの! やっぱりこのビル地下2階までで、B4までなかったです』」
「1万円分の菓子折りを買ってくるように指示したら、スナック菓子1万円分を買ってきた」
こんな仰天行動が、実際に起こっているという。
このほかにも、こんな非常識な珍行動も見られるという。
「速いからとスケボーで出勤」
「『上司が風属性なので自分とは相性が悪い』などと、意味不明な供述を残して退職届を出した」
「先日の歓迎会つまらなかったんで、この先飲み会があっても誘わなくていいですから、と言ってきた」
「『独身の男いないんで、辞めます』と言って辞めた」
「注意したら『オレ、ケンカ強いスよ?』と言われた」
「コピー取るときに『お金どこに入れるんですか?』と質問してきた」
どう接するべき?
このレベルになると「ゆとり世代の行動」とくくってしまうこと自体が、ほかのゆとり世代に申し訳ない気もしてくるが、上司など先輩社員は、こうしたゆとり社員たちにどのように接すればよいのだろうか。現在は大手企業の部長職に就き、これまで数多くの新人社員と接してきた経験を持つ会社員は語る。