世界チャンピオンから学べる「道場型ジム」、話題沸騰の秘密の全貌

「誰に教わるかが大切なのです。数々の試練を乗り越えた世界チャンピオンからしか学べないものがあります。世界チャンピオンたちは、試合の前後に心を『静』にします。それは、戦いには心こそ大切だからです。世界チャンピオンから教わることで、そういった心を強める意味や重要さを自然と学ぶことができます」

　HALEO表参道のインストラクターには、ブラジリアン柔術世界選手権優勝、総合格闘技戦績6戦6勝、REAL FIGHT 王者のマルコス・ソウザ選手を筆頭に、多くのチャンピオンが名を連ねる。HALEO表参道の元世界チャンピオンたちは、決して遠い存在ではなくトレーニングを通し個々と深い理解と絆を築いていくという。チームとしての絆を深め内容の濃いトレーニングを行うため、HALEO表参道は会員を100人に限定し家族のようなコミュニケーションを目指す。そのなかで元チャンピオンたちから受ける影響は大きなものだろう。

リタイア後でも挑戦できる

　HALEO表参道は、キックボクシング、柔術、パーソナルトレーニングを行う。どのトレーニングも未経験者やリタイア後でも挑戦できるが、特に柔術は年齢関係なくできるという。

「特に柔術はアタマを使うゲーム性が高いスポーツです。将棋やチェスにも似た要素があります。また、畳の上でゆっくりと転がるような動きで体幹が鍛えられるので、怪我が少ないのが特長です。ヨガのようなイメージで、さらにアタマを使うので経営者などがハマりやすい傾向があります。また、60歳や65歳からでもできるので、リタイアしたあとに新たなチャレンジとして始める方もいます」（三崎氏）

　三崎氏は、リーダーであることを侍に例える。

「リーダーには強い精神が求められます。侍は常に修行を怠らず、また刀を抜くことがなくとも刀の手入れも怠らない。いざという時に戦える自分を保つ努力を怠らない。侍の精神こそリーダーに必要なものと思います」

　トレーニングの開始時刻は朝6時半からだ。早いと驚くかもしれないが、ホルトン氏が運営するクロスフィット代官山も連日、早朝から出勤前のビジネスパーソンで賑わっている。HALEO表参道もアクセスの良さから多くの利用者が見込まれる。100人限定のためキャンセル待ちになることが予想されるが、オープン間もない今はまだ若干の空きがあるという。筆者も世界チャンピオンのスピリッツに少しでも触れてみたいと思う。まずは、トライアルに挑戦してみるつもりだ。
（文＝道明寺美清／ライター）

問い合わせ先: HALEO 表参道
TEL:03-6804-1537
URL:http://haleoomd.com/