消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
「東京都内のあるビル前に設置された喫煙所では、4月頃、ユニクロの制服を着た若い店員さん数名がたむろして、タバコを吸いながら仕事の愚痴などを話す場面がしばしば見かけられました。喫煙所のすぐ近くに店舗があるので、おそらくそこの店員さんかと思いますが、平日昼間のその喫煙所には、いつも5~10名前後は人がいる状態。そのなかでユニクロの制服を着た店員さんが、集まってタバコを吸いながら愚痴を言っている様子はかなり目立ち、ほかの人々の注目を集めていました」(30代女性・会社員)
休憩時間とはいえ、ほかの大勢がいるなか、店のユニフォームを着て悪態をつくのは、ユニクロの看板を背負う店員としての自覚が足りないといわざるを得ない。
そこで、上記内容について、ファーストリテイリングのコーポレート広報に問い合わせたところ、次のような回答が得られた。
「弊社では、かねてより社員教育には力を入れており、接客マナーや言葉遣いには十分注意するよう日々指導しております。しかし万が一、従業員の言動に対して、お客様がご不快に思われたのであれば、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。また、お客様からのご意見は、日々店頭およびカスタマーサービスセンターにて承っており、いただきましたご意見につきましては、一つ一つ対応策を立てて、全社に共有させていただいております。今後も引き続き、店舗社員の教育および指導にはいっそうの力を入れ、改めて社員教育の充実をはかってまいります」
近年、日本では消費支出に占めるファッションへの支出額は縮小傾向にあり、多くの消費者が低価格志向へとシフトした。そんな社会のニーズを見極め、成長してきたのがユニクロだ。今後ユニクロがGAPやZARAと並ぶような世界的ブランドへ成長していくためには、価格とクオリティのバランスはもちろんのこと、ブランドイメージを担うスタッフの意識向上も欠かせないのではないだろうか。ユニクロのさらなる成長に期待したい。
(文=編集部)
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