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加湿器の菌で死亡事故か…水交換&清掃を怠ると危険?知らないとマズイ使用上の注意

文・取材=A4studio

象印マホービンはスチーム式のみの販売

 続いて、加湿器を製造する象印マホービンに危険性や注意点、また今回の事故を受けての問い合わせがあったかや、仮に実際に事故があった場合どのような対応をするのか、話を聞いた。

「まずは加湿器の特徴を知ったうえで、正しい使い方をすることが大切です。加湿器にはスチーム式、気化式、ハイブリッド式、超音波式があり、今回の事故の原因とされる加湿器は超音波式です。象印マホービンでは、電気ポットを応用したスチーム式のみを販売しています。

 象印の加湿器に対しては、加湿以外の用途(飲用など)には使用しない、水垢付着やにおい防止のため使用後は残り湯を捨てる、上ぶた(蒸気口)の手入れをする、といった案内をしております。お使いの加湿器の方式の特徴をしっかりと理解したうえで、取扱説明書の通りに正しい使い方、お手入れを徹底することが大切です。また、水は毎日交換されることをおすすめしています。

 象印では、今回の事例のような問い合わせは寄せられておらず、また現時点での事故の情報だけを見ると、使用環境なども不明なため、具体的な対応策はお答えできません」(象印マホービン広報部)

 加湿器には主に、以下の4つのタイプがある。

・水を沸騰させ蒸気を発生させる「スチーム式」
・水を含ませたフィルターに風を当てて水を揮発させる「気化式」
・水を含ませたフィルターに温風を当てて水を揮発させる「ハイブリッド式」
・超音波で水を霧状にして放出する「超音波式」

 今回の感染原因となったのは超音波式だったが、いずれにしても、それぞれの特徴を理解して使うことが大切とのこと。象印マホービンでは、取り扱う加湿器がスチーム式だけということもあってか、対応に関しては具体的な回答をもらうことができなかった。

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