ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手(26)の快進撃が続く。鍛え上げられ、絶妙に調整された理想的な体躯を生かした豪速球と、鋭いスイングをニュースで目にしない日はないだろう。大谷は29日(日本時間30日)、ニューヨーク・ヤンキース戦に2番・指名打者として出場。同試合で3試合連発ホームランと今季2度目の1試合2本塁打を達成し、ア・リーグ、ナ・リーグ双方の本塁打争いで単独トップに立った。
そんな大谷に、予想外の業界から熱い視線が注がれている。
レオナルド・ダ・ヴィンチの人体図の黄金比を超える
キャラクターの体型デザインをしているんですが、
— 髙橋美貴?miki takahashi? (@mikit_horror) June 26, 2021
最近 大谷翔平選手の存在を知り(遅)そのバランスに私の脳?が混乱しています。CGでこれが上がってきたらNG出してるんですが←
なにがどうなってこうなってるんですか…こんな日本人がリアルに存在しちゃう時代になったのか… pic.twitter.com/6xFcIbnJaF
「キャラクターの体型デザインをしているんですが、最近 大谷翔平選手の存在を知り(遅)そのバランスに私の脳が混乱しています。CGでこれが上がってきたらNG出してるんですが←なにがどうなってこうなってるんですか…こんな日本人がリアルに存在しちゃう時代になったのか…」(原文ママ、以下同)
26日にそう投稿したのは、PlayStationシリーズ向け和製ホラーアドベンチャーゲーム『SIREN』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)で「屍人」(ゲーム中で主人公らを襲う存在)のCGデザイナーを務めた髙橋美貴氏だ。同ゲームは日本を舞台にしたリアルなキャラクターや屍人の造形で定評がある。
高橋氏はさらに続ける。
「何度も確認したくなって、ずっと画像検索しています。。手足長すぎ頭小さすぎバランス良すぎて、ベビーフェイス。やりすぎです。こんなのい、いけません。でMLBでHR争いして160キロ投げるんですか?おかしいですね、時空が歪んでます() リアリティとは…(遠い目)」
「思わずレオナルドダヴィンチの人体図を引っ張ってきてしまいました…。黄金比を超える黄金比(混乱)」
この投稿には、以下のように多くの賛同が寄せられている。
「素人目で『嘘のような体形』思ってたらプロも混乱してらしたΣ(・□・;)すごいよオータニサン、アメリカ人よりプロポーションいいんだもの…」
「欧米にも中々こんな等身いないですよ。メジャーリーグのニュース観てても、等身的に明らかに浮いてますから」
北海道日本ハムファイターズ時代の公式プロフィールによると当時の大谷は身長193センチ、体重97キロ。エンゼルスに所属してからさらに体重は微増していると見られる。
野球界も絵描き界隈もどちらも刺激する逸材
実際にゲームやアニメ、漫画、イラストなどの創作界隈で人体の造形をしている複数のデザイナーからも、高橋氏と同じように驚きの声が聞かれる。大手広告代理店から企業PRのキャラクターデザインを受託しているデザイナーは次のように語る。
「試しに大谷翔平さんの写真をフォトショップやイラストレーターに取り込んで頭身を測ってみたら、八頭身を超えていました。しかも、見事な逆三角形の体形にイケメンのベビーフェイス。実際に写真をトレスしてイラスト化してみると、理想的な体形過ぎて、すごく嘘っぽい絵になってしまう。
仮にクライアントから、大谷さんをモデルにリアルなキャラ絵を描いてくれと言われたら、かなり難しいかもしれません。いわゆる“ミニキャラ”など実際の人物をデフォルメした作風であればなんとかなるかもしれませんが……。野球界に革命を起こす優秀なプレイヤーであるのと同時に、それをモチーフとする絵描きにとっても刺激的な人物であることは間違いないと思います」
(文=編集部)