ローソン、今食べないと絶対後悔！専門店レベルの食品5選…焼肉トラジ監修の冷麺＆和牛おにぎり

　コンビニエンスストア大手3社の一角「ローソン」。“マチのほっとステーション”というスローガンのもと、さまざまな商品を展開し、我々を飽きさせない人気チェーン店だ。その店舗数は2021年2月末時点で国内1万4476店舗となっている。

　運営会社であるローソンが発表している売上高の月次推移を見ていくと、今年3月は前年同月比100.5％と微増だったが、続く4月が同105.3％、5月が105.0％と昨年を上回る売上高となっている。

　そんなローソンは、今年の夏も思わず目を惹くような新商品を数多くラインナップ。今年もローソンの注目商品を独自にリサーチし、この夏に買うべきローソンのおすすめ5品を選出した。

Choi　焼肉トラジ監修　和風だし冷麺／399円（税込、以下同）

　まず紹介したいのは、暑い季節にぴったりの涼やかメニュー「Choi　焼肉トラジ監修　和風だし冷麺」だ。本品はローソンがちょっとだけ食べたい人向けに展開しているブランド「Choi」の商品であり、その「Choi」と人気焼肉店「焼肉トラジ」がコラボしたシリーズの商品でもある。

　茹で上がった麺に、専用のスープをまわしかけて箸でほぐしたのちに、キムチやゆで卵をトッピングすれば出来上がりだ。早速麺から口に運んでみると、その歯ごたえに驚かされる。さすがにお店で食べるほどのコシはないものの、かなり弾力があって食べ応えは抜群。ツルツルとした喉越しに加え、麺自体にもほのかな塩気や小麦粉的な甘みを感じられ、奥深い味わいだった。

　次にスープだが、鶏ダシにみりんや醤油をブレンドしたような味わいで、その名の通り和風な口当たりだったが、印象に残ったのが後味のお酢の酸味だ。これが麺と合わさり、より夏らしい爽やかな気持ちにさせてくれた。トッピングは、ごま油で和えたほうれん草や細切りで酸味控えめなキムチといった内容で、これらを混ぜると韓国料理の雰囲気がグッと出てくる。しかし、全体の和風な雰囲気はしっかりと保ったままという、味のバランスが非常に計算された良品といえるだろう。

焼肉トラジ監修　金しゃりおにぎり黒毛和牛焼肉／299円

　次も、先の冷麺に続きローソンと「焼肉トラジ」のコラボ商品シリーズから「焼肉トラジ監修　金しゃりおにぎり黒毛和牛焼肉」を紹介したい。夏は猛暑にやられていつの間にか夏バテ気味になってしまう人も多い季節。そんなときにこの商品はがっつりとスタミナをつけてくれる存在だ。

　本品はそのまま食べても美味しいのだが、パッケージに記されているように500Wの電子レンジで30秒ほど加熱するとより美味しく食べられる。海苔はいわゆるオーソドックスなおにぎりスタイルだが、加熱したこともありしっとり系。噛み締めるとふっくらと立った米粒が感じられ、お米のほのかな甘みが口に広がる。コンビニのおにぎりは塩味がお米についたものも多いが、本品は塩味なしのタイプである。

　肝心の黒毛和牛焼肉だが、おにぎりの具材でありがちなボロボロそぼろ状なんてことはなく、割とお肉の形を保っており、カルビの脂身もしっかり感じられた。味付けは焼肉らしい甘辛いものだが上品で控えめな印象。むしろタレはお肉の旨味を引き出すのに専念しているような味わいで、思っていたよりもさっぱりと食べられた。まさに、上質なお肉を白飯にのせて食べているような、あと引く美味しさの一品だ。

ウチカフェ　とろける杏仁豆腐 ナタデココ入り　200g／238円

　濃厚な甘さと爽やかさが両立した中華料理の人気スイーツ・杏仁豆腐。暑くなってきた季節にもよく合う一品だが、ローソンの「ウチカフェ とろける杏仁豆腐 ナタデココ入り 200g」は、そんな杏仁豆腐の美味しさを堪能することができるドリンクだ。

　本品はパック入りのドリンクで、よく振ってから付属の太めのストローを上部に差し込んで飲むスタイル。杏仁豆腐風の飲み物がどんなものか期待しつつ飲んでみると、その濃度にまず度肝を抜かれた。口の中に広がるネットリとコクのある甘みと、杏仁独特の鼻を抜ける香りは、“まさしく杏仁豆腐そのもの”を飲んでいる気持ちにさせられるのだ。

　少しお高めの中華料理店で食べるような、トロッとした舌触りの杏仁豆腐を思わせる口当たりがベースにありながら、小さく刻まれたナタデココを噛み締めると、昔ながらの町の中華屋によくあった硬めの杏仁豆腐のほうも思い起こさせてくれる。一品で異なる杏仁豆腐を感じさせてくれる良品である。

マチカフェ フローズンパーティー ストロベリー 250g／340円

　夏のジメジメとした暑さを冷たくフレッシュなデザートで吹き飛ばしたい――と思っている方に激推ししたいのが、ローソンのアイスクリームコーナーで入手できる「マチカフェ フローズンパーティー ストロベリー 250g」。

　加工された3種の冷たいイチゴスイーツが合体したこちら。一番上にはザク切りのフレッシュなイチゴ、その下には濃厚な甘みがたまらないストロベリーアイス、そして底の部分にはイチゴ果肉ソースが合わさった爽やかなストロベリーフローズンがぎっしりと詰まっている。

　まず上のイチゴから食べてみると、豊かで華やかなイチゴの香りがパアッと鼻を抜けていき、あっという間にイチゴワールドに引きずりこまれる。ただ、味わいとしては少々酸味が強かったので、さっそくその下のアイスを頬張ると、上のイチゴと絶妙なマリアージュ。そして底のフローズンが、重くなりがちなアイスのコクを最後にさっぱりさせてくれた。混ぜる段階でまだまだ異なる顔を見せてくれそうな、ポテンシャルの高いデザートといえるだろう。

Uchi Cafe Specialite　露いろメロンバタービスキュイサンド／270円

　最後に紹介するのは、涼しい部屋の中でホッと一息ティータイム、なんて場面でベストマッチするであろう絶品お菓子「Uchi Cafe Specialite　露いろメロンバタービスキュイサンド」。

　本品は、卵白と卵黄を別々に混ぜてふわっと焼き上げた洋菓子ビスキュイで、北海道産のバターとメロンを合わせた贅沢なクリームをサンドした逸品だ。ほのかに緑に色づいたクリームの合間に、まるで宝石のように挟まれたメロンの果肉は、見ているだけで心を豊かにしてくれるはず……。

　頬張ってみると、想像通りメロンの豊潤さが口と鼻いっぱいに広がった。クリームに挟まるメロンが想像以上の果実感を演出しており、期待を上回る美味しさ。濃厚なクリームに対し、ビスキュイはかすかに焦げた香ばしさをたたえた脇役に徹しており、全体のバランスもきっちり計算されている。バターが溶けがちで少々食べづらいのが唯一の難点なので、冷蔵庫もしくは冷凍庫で凍らせてから食べてもいいだろう。

　夏の疲れをあの手この手で癒やしてくれるローソンの夏ラインナップ。店頭にはここで紹介しきれなかった良品がまだまだあるので、ローソンに立ち寄った際にはぜひお気に入りの新商品を探してみてもらいたい。

※情報は2021年7月5日現在のものです。