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大塚家具、身売り先候補TKPが久美子社長の退任要請…処遇調整、14日までに決着か焦点

文=有森隆/ジャーナリスト
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大塚家具、身売り先候補TKPが久美子社長の退任要請…処遇調整、14日までに決着か焦点の画像1大塚家具・大塚久美子社長(Natsuki Sakai/アフロ)

 大塚家具は8月7日夜、2018年12月期の業績予想を下方修正し、最終損益が34億円の赤字(17年同期は72億円の赤字)になりそうだと発表した。2月時点の予想(13億円の黒字)から一転して3年連続の赤字となる。

 売上の減少に加え、売れ残った在庫の価値を見直し、10億円の損失処理することも響いた。売上は従来予想の456億円から376億円に下方修正した。年間10円としていた配当予想も「未定」に変更した。

ヨドバシカメラは買収を否定

 ヨドバシカメラは「大塚家具を買収する意向はない。交渉のテーブルにも(正式に)着いていない」(首脳)と明言した。買い手候補は事実上、貸し会議室大手のティーケーピー(TKP)1社に絞られた。関係筋によると、TKPは大塚家具の大塚久美子社長が退任し、TKPの河野貴輝社長が大塚家具の社長を兼務する人事案を示したが、大塚社長の処遇をめぐって調整が続いている。

 8月10日から14日に延期された6月中間決算の発表までに、決着がつくのだろうか。
(文=有森隆/ジャーナリスト)

有森隆/ジャーナリスト

有森隆/ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

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