10万円払えば「オレ様の日」認定!? 毎日が記念日の謎を日本記念日協会に直撃!
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人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!
今週は、鮫肌文殊氏が、毎日設定されている記念日の謎を、日本記念日協会に直接聞いてみた!
[回答者]日本記念日協会 様
世の中には記念日好きが、かなりの数存在するようだ。やはり一番ポピュラーなのは「結婚記念日」ってヤツだろうか。仕事にかまけてうっかり忘れてしまい、妻とモメたって話はよく聞く。
実は私の場合、こと記念日に関しては全く関心ゼロ。それは嫁も同じで「2人が結婚した日」がいつだったかなんて、すっかり忘却の彼方である。
なんせ、結婚式を挙げてから数カ月たったある日。
嫁「あ、しまった!」
私「どうしたの?」
嫁 「結婚したはいいけど、婚姻届出すの忘れてた!」
そう言うが早いか、当時住んでた中野の市役所に、ひとりでママチャリに乗って提出しに行ったのであった。そんな経緯で籍を入れたので、記念日もへったくれもあったもんじゃない。私たちのような「雑な夫婦」に言わせれば、芸能人の皆さんが婚姻届を出す日にトコトンこだわって「11月22日、いい夫婦の日にしました!」なんつーヌルいコメントを出してたりするのを読むと、ケツの穴が痒くなるばかりなのであった。
しかし、それにしても結婚記念日のようなプライベートな記念日以外にも、世の中は記念日が多い。毎日なにがしかの記念日であると言っても過言ではない。大昔、みのもんたの昼の番組で「今日は何の日?」ってのを毎日やっていたが、そんなざっくりした企画が成立するほど記念日だらけなのである。
7月で言うと、7月7日は「ポニーテールの日」らしい。なんで!? 七夕じゃねーか! と思うのだが「七夕には浴衣がつきもの」「浴衣にはポニーテールがよく似合う」「よって、日本ポニーテール協会が1995年に設定」ってことなんだと。バンザーイ! バンザーイ!
……てか、なんだよその日本ポニーテール協会って。普段どんな活動してるんだ? 謎の団体だ。
そもそもこんなに毎日毎日記念日ばっかりなのって何故なんだ? どうやって決めてんだ。
だから直接、日本記念日協会(げ、こんな協会まであったのか!)に聞いてみた。
『毎日何かしらの記念日ですが、記念日ってなんでもかんでも申請すれば制定できちゃうんですか?』
担当者 一般の方や企業の方からの申請を受けて、こちらのほうで登録させていだだいております。
――それって、申請すればなんでもかんでも記念日として制定できるんですか?
担当者 なんでもというワケではないですね。申請していただいたものをこちらで審査しまして、特に問題がなければ「合格」ということになります。
――例えば、審査の基準ってどういうものがあるんですか?
担当者 反社会的でない、宗教的でない、政治的でない、ということですね。
――記念日協会さんのほうで認められた記念日は、公式なものになるんですか?
担当者 国家的に定められた記念日というのが、いくつかございますよね? 祝日であったりとかそういうものもありますが、我々のほうで認定しているものに関しては特にそういった(公的な)効力を発揮するものではございません。
――あくまで非公式であると。
担当者 「日本記念日協会認定」というふうにおっしゃっていだたくことは可能です。ちなみに何か記念日に興味はありますか?
――はい、多少。あの~、じゃあ一般人でも申請はできるんですか?