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「睡眠の質」が爆上がりする多機能マットレス…エアコンの電気代を年間3万円減も

構成=Business Journal編集部

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 2024年2月、厚生労働省は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を策定した。厚労省が示す睡眠のキーワードは「適正な睡眠時間の確保」と「睡眠休養感(睡眠で休養がとれている感覚)を高めること」。厚労省の報告によると、睡眠で休養がとれている人の割合は8割程度で、特に20歳以上の成人は7割程度と低く、年々減少傾向にある。成人の3割で睡眠休養感が不足しているのだが、若年成人と女性の場合、睡眠休養感と心筋梗塞、狭心症、心不全といった心血管疾患の発症率との関連が顕著だという。

 こうした課題を踏まえて、睡眠休養感を向上させるツールのひとつであるマットレスに、新たな機能が付加された。理想的な寝床内環境(掛け布団と敷布団の間の温度と湿度)は、日本睡眠科学研究所によって「温度が33±1℃、湿度が50±5%」と実証されているが、この環境をマットレス内の空気循環で創り出す。

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 手がけるのはランエン(本社・川崎市)で、多機能マットレス「TECOREA(テコリア)」を2021年に商品化した。マットレスの足側の先端に縦横20cmの多機能循環機を搭載し、リモコン操作によって空気を還流させてマットレス内の温度と湿度をコントロールする。日本、中国、韓国で特許を取得した。

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 東京・東池袋のショールームで、副社長の金井聡氏はTECOREAの特性を次のように説明する。

「温風、送風、高温風の3つの機能を備えています。温風は最高で37℃までの設定で、1℃ずつ温度設定ができます。一般に電化製品の温度設定は『強い』『中ぐらい』『弱い』の3パターンですが、1℃刻みです。送風は室内から取り込むので、室温と同じ温度の風がマットレス内に流れ込んできます」

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「それはいいですね!」

 すかさず女優の高橋凛さんが応じた。この取材には、仕事柄体調管理にことのほか留意しているものの、冷え性に悩む高橋さんが参加した。金井氏は笑顔を見せ、こう続ける。

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「高温風では最高50℃の空気を還流させることができます。また多機能循環機が稼働すれば音が発生しますが、35デシベルを超えると睡眠の妨げになるという報告があるので、TECOREAは24.9デシベルに設定しています。この音量はノートにペンを滑らせている音量と同じなので、非常に小さいといえます」

 音量の設定はランエンの固有技術である。同業の寝具メーカーにもマットレス内に空気を還流させる機器の開発に取り組む例があるが、現状では音量の解消が壁になって商品化に至っていないという。

 気になるのは電気料金だ。昨今の電気料金の高騰を考えれば、仮に1日の睡眠時間を8時間と想定すれば、1カ月の電気料金は相当な金額に及ぶのではないのか。金井氏はTECOREAに発生する電気料金データを示すと、高橋さんは驚いた表情で説明を聞き入る。

 データによると、送風は1時間あたり0.1円、温風は1時間あたり約2.7円。高温風は1時間当たり3.5円。温風を8時間稼働させれば21.6円だから、1カ月で約650円。この金額をどう評価するかは人それぞれだろうが、8時間睡眠の場合、多機能循環機を8時間稼働させる必要はない。

「リモコンにオフタイマーが付いています。私の睡眠時間は6時間ですが、冬は2時間で空気還流が止まるようにセットしています。その後は“こたつ効果”で温かさが残るので、寒くて目が醒めてしまうことは全くありません。電気料金は1日あたり5円です」(金井氏)

「オンタイマーはないんですか?」(高橋さん)

「オンタイマーはありません」(金井氏)

「寝るときにセットできればいいですものね」(高橋さん)

 マットレス内の空気循環がサポートするのは快適な睡眠だけではない。マットレス内の湿気はダニを発生させる要因でもある。ダニは温度25~28℃、湿度70~80%で大量に発生するといわれているが、多機能循環機に「布団乾燥・ダニ対策モード」が搭載されているので、50℃の高温にセットして4時間稼働させれば除湿と乾燥ができて、ダニを死滅できる。同時に湿気で発生するカビも防止できるので、天日干しの手間を省ける。

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 さらに、こんなデータもある。エアコンを単独で使用するケース、TECOREAを併用するケースを比較すると、併用のほうが年間の電気料金を3万4000円低減できるという。なぜコストダウンできるのか。

「エアコンの温度設定をゆるくできるからです。夏には電気料金節約のためにエアコンを止めて熱中症にかかる方がいらっしゃいますが、この問題を解消できます。ベッドはウレタンとスポンジで構成されているので水分を吸収しますが、送風によって熱と湿気を外部に飛ばすことができるので、エアコンの温度設定をゆるめても就寝環境を快適に保てます」(金井氏)

 TECOREAはマットレスの厚さごとに、6cm、12cm、20㎝の3種類。6cmタイプと12cmタイプは敷布団や使用しているマットレスの上に敷いて使用でき、20㎝タイプはスプリング内蔵型なのでマットレス単体で使用できる。希望小売価格は13万5,000円~32万6,000円。睡眠休養感の確保と電気料金削減を踏まえても、なお高額なのか、あるいは適正価格なのかは一概に言えないが、顧客層に想定しているのは布団干しができない高層マンション居住者、通気性が良く外気の影響を受けやすい戸建て住宅居住者、冷え性・アトピー・ぜん息に悩む人など。展示会には3回出展したが、病院と介護施設が衛生管理とベッドの洗浄コスト対策として関心を示してきたという。

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 金井氏の説明を聞きながら、高橋さんの関心も一層強まったようだ。

「冬になると体調を崩すことがあります。それと夏はどうしても暑くてクーラーをつけて寝てしまうと喉がカラカラになってしまううえに、肌も乾燥してしまいます。お話をうかがって、このマットレスは今の悩みを解消できるんじゃないかと思いました」(高橋さん)

「試しにTECOREAでお休みになってみませんか?」(金井氏)

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 金井氏の誘いに応じた高橋さんは、ショールームのベッドに横になって掛け布団をかけた途端に「ワァ~温かい!」と、思わず感嘆した。TECOREAを触ると、韓国で普及している床暖房「オンドル」のように、じんわりとした温かさが伝わってくる。

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「新潟の祖母の家では、寒いので電気毛布の上に毛布を重ねて寝ています。寒い地域の家にTECOREAがあるといいですよね。反対に暑い夏など、クーラーや扇風機で体調を崩すこともあるので、マットレスの中の空気が循環して快適な温度を保てるのであれば、体に負担が少なくなりますね」(高橋さん)

 TECOREAの本格的な普及はこれからである。厚労省は24年度に開始する国民健康づくり運動「21 世紀における第三次国民健康づくり運動」で「睡眠で休養がとれている者の増加」と「睡眠時間が十分に確保できている者の増加」の数値目標を設定し、達成への取り組みを進めていく。この機運は普及の追い風になるのではないだろうか。

(構成=Business Journal編集部)

※本稿はPR記事です。

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