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年間約3600トン廃棄されるゆずの未利用資源「さのう」から ボディソープ誕生〜ポーラのサステナブルプロジェクト「From Loss To Beauty」

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ポーラ『フロムロストゥービューティー ボディシャワーシロップ』
ポーラ『フロムロストゥービューティー ボディシャワーシロップ』(390mL 税込3,960円〈税抜 3,600円〉)。ゆずの「さのう」(写真中央)から生まれたボディーソープ

 株式会社ポーラが、“失われるものを美しさに変えていく”をコンセプトに展開しているブランド「From Loss To Beauty(フロムロストゥービューティー)」。本来捨てられてしまう資源を、美しさにつながる新しい価値へと転換することで、資源活用や地域活性、第一次産業の応援に貢献しながら、美しさの可能性を広げ、人・社会・地球の未来へつなげていくというプロジェクトのもと、斬新な商品展開を行っています。

 そんな同ブランドから、『フロムロストゥービューティー ボディシャワーシロップ』が2024年12月1日に発売されます。ポーラは、それに先立ち11月15日に開催された「From Loss To Beauty 新製品発表会」で開発背景やこの新ボディソープについての詳細を発表しました。


 今回発表された『フロムロストゥービューティー ボディシャワーシロップ』は、高知県の清流のほとりに実る「ゆず」の未利用資源「さのう」と呼ばれる搾汁カスから抽出した保湿成分「ゆずのさのうエキス」を配合。とろりとしたテクスチャーとエアリーな泡で、洗い流した後もしっとりと全身を包み込む、濃厚なシロップのようなボディソープです。乾燥に悩む方も、保湿成分配合でしっとりとしたふっくらなめらかな肌を目指すことができるそうです。

 「さのう」とは、実を絞り、皮と種を除いた、ゆずの中心にある白い部分を指します。ゆずは、青果としてだけでなく、皮はゆず胡椒やジャム、果汁はポン酢やドリンクなど、さまざまな商品に活用されますが、その際に出されるさのうは使い道がなく全て廃棄されていました。年間収穫量約1万トンのうち、約3600トンもがさのうとして廃棄されており、その手間とコストは地域の課題のひとつでした。

 「フロムロストゥービューティ」プロダクトリーダーの重住久美子氏は「高知県四万十川流域のゆずが加工されている現場を視察に行った際、さのうを廃棄するためにトラックに高く積み込まれている光景を目の当たりにしました。運ばれるさのうから、ゆず特有の清々しい香りが辺り一面に広がり、みずみずしく輝くようなその姿を見て、私たちは美しさの可能性に満ちあふれていると感じました。高知県の可能性を広げるきっかけになればという思いから商品の開発をスタートしました」と、製品誕生の背景を語りました。

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写真左から、ポーラの重住久美子プロダクトリーダー、高知県産業振興推進部の久保英子氏、ポーラの及川美紀社長、東京工科大学の松井毅教授、ファーメンステーションの酒井里奈社長

 開発は産官学連携で行い、高知県が新事業創出支援とゆずの未利用資源「さのう」を提供、 ポーラとポーラのパートナー企業ファーメンステーションがエキス・プロダクトの開発を行い、東京工科大学がエキスの検証・分析を担いました。

 ブランド第1弾のアイテムとして2023年に発売されたのは、島根県特産のブドウ品種「神紅」の栽培過程で廃棄される未利用資源「副梢」(葉茎)から美容(保湿)エキスを作り閉じ込めた、ハンド美容液『フロムロストゥービューティ ハンドコンフィチュール』。

 「神紅」の生産過程で摘み取られてしまう未利用資源「副梢」から抽出した「シンクエキス」を配合し、角層にうるおいを与えて透明感のある手肌に導くハンド美容液です。

 発売後1週間で初回生産分が完売し、同年に行った再販売でもすぐに完売という反響の大きさから、「神紅」の副梢を提供する生産者が増加し、2024年9月より定番商品化しています。

 ポーラ代表取締役社長の及川美紀氏は、「地域に存在する眠っているもの、もしかしたら捨ててしまっているもの、価値がないと思われていた未利用の資源、これまで気づいていなかった宝の山。そうしたものから新しい価値を創造してまいります」と、ポーラ全社の行動指針である「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」に基づいた活動であることを伝えました。

 ポーラは「生産者や地域にとっても、驚きや新たな希望を生みだし、お客さまの笑顔へとつながっていく。それがビューティーのチカラだと私たちは信じ、2029年に迎える創業100周年に向けて定めた『サステナビリティ方針』を実現していく」というビジョンを掲げています。

※この記事はPRです。

BusinessJournal編集部

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