緊急事態宣言中に2度にわたって女性と夜遊びしたことが報じられ、ジャニーズ事務所から無期限活動休止処分を受けているNEWSの手越祐也。コロナ禍をきっかけに生まれたジャニーズ内のチャリティユニット「Twenty☆Twenty」(通称トニトニ)はTOKIOを除くデビュー組が顔を揃えるなか、手越の名前はユニットから除外。また、手越の出世作ともいえる高視聴率バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)までレギュラーから外される格好となった。ジャニーズ事情に詳しいあるスポーツ紙の芸能記者はこう語る。
「手越くんが無期限活動休止処分になって、すぐさま『手越退所か?』の報道が駆け巡りましたが、その一方で、手越くんがひとり親家庭に弁当を無償で届けるボランティア活動をしていたという報道も、結構なボリュームでメディアを駆け巡りましたよね。
この絶妙すぎるタイミングから、一部では『事務所が仕込んだのか?』ともささやかれていましたが、本当に手越くんがジャニーズを退所する話になってるなら、こんな報道が世に出ることをジャニーズが許さないと思うんですよ。なので、手越くんはやはりジャニーズは辞めないんじゃないかなと我々はにらんでます。9人で始まったNEWSも、いまや手越くんを入れて4人。これ以上少なくなると、さすがにグループとして存続させるのもキツくなるというのもあるでしょうね」
柏木由紀、金塊強奪犯、そして安倍昭恵
2003年に9人編成で産声を上げたNEWSからひとり減り2人減り……そして人気の高かった山下智久と錦戸亮が抜けたのは2011年のこと。以後、4人編成での10年目を迎えようとした矢先に、今回の騒動が起きたわけだ。「でも、手越がやらかすのは時間の問題だった」と語るのは、ある週刊誌の記者だ。
「手越は、“ジャニーズの異端児”と呼ばれるにふさわしい人物。AKB48のメンバー・柏木由紀との2ショットが流出したり(2015年)、金塊強奪犯と記念写真を撮ったり(2017年)、アッキー主催の『桜を見る会』に参加したり(2020年)。写真を撮らせないことで有名なジャニーズタレントのなかにあって、彼はあまりにも脇が甘すぎました。
本人は、ジャニーズ事務所に入所してたった10カ月でNEWSのメンバーに抜擢され、デビューした逸材。本来ならジャニーズJr.として数年は下積み時代を送り、そこでさまざまな“アイドルとしてのお作法”を学んだりするのですが、手越くんの場合はその期間があまりにも短すぎた。つまりアイドル純度が高い反面、芸能人としての常識感覚に著しく欠けるといえます。ですから、我々記者からすると、ありがたい存在なんですけどね(笑)」
“悲運のグループ”の印象が強烈なNEWS
気になるのはNEWSの今後だ。現在のエース格である手越の不在で、グループが崖っぷちに立たされていることは想像に難くない。前出のスポーツ紙記者は、さらに次のように語る。
「NEWSはメンバーの脱退や不祥事が多く、“悲運のアイドル”的なイメージが強い。たとえば小山慶一郎は2018年に未成年との飲酒が明るみになり、同席していた加藤シゲアキは厳重注意のみでしたが、小山くんは活動を自粛。それをきっかけに、2010年から地道に続けていたニュースキャスターの座を失うことになりました。芸能活動が再開できてもいまだキャスターには戻れておらず、一応報道番組の枠内でいうとMXテレビの『バラいろダンディ』にコメンテーターとして出演する程度。加藤くんは小説家として精力的に活動していますが、ドラマやバラエティへの目立った活躍はさほど見られません。
そこで、NEWSのなかでも地味な存在だった増田(貴久)くんがここにきて『ぐるナイ』のゴチメンバーに抜擢され、最近では深夜ドラマの主演まで張るように。意外な伏兵が今のNEWSを支えているのが現状です。
エース格の手越くんがいつグループに戻ってくるのか、または本当に戻れるのか、まだ判然としませんが、今の3人で活動を続けるとなると、やはり失礼ながら少々心もとない印象です。今回の手越くんの不祥事が緊急事態宣言絡みだったため、少なくとも『手越の復帰は、コロナが終息するまでは絶望的』という声もあるので、いっそのこと手越くんがグループを抜けて3人編成で再出発したほうが、“悲運のアイドル”としては箔がつくかもしれませんね……」
かつてはジャニーズの中でも「スーパーエリート集団」と呼ばれていたNEWS。残された3人のメンバーが背負い続けるには、この“悲運の金看板”はあまりにも大きすぎるのかもしれない。