芳根京子が主演を務める『海月姫』(フジテレビ系)の第5話が12日に放送され、平均視聴率が5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。前回は7.5%まで回復したものの、あっという間に4%台目前まで低下してしまった。
第5話では、再開発による取り壊しの危機から天水館を救うため、新たに人形オタクのノムさん(安達祐実)を加え、倉下月海(芳根)ら住民のオタク女子たちがクラゲのドレスづくりに奮闘。女装男子の鯉淵蔵之介(瀬戸康史)主導のもと、自分たちのブランド『ジェリーフィッシュ』を立ち上げ、ファッションショーを開くことにしたのだった。
こうしてバタバタとドレスの制作をしていくのだが、肝心のモデルである蔵之介がおらず、代役として“三国志オタク”のまやや(内田理央)にドレスを着せてみることに。さらには、縫製では制作が追い付かずボンドで布を張り付けてドレスをつくることになったのだが、ここでもまややが“人形”代わりとして犠牲になってしまう。耐え切れずに逃げて暴れた結果、転んでしまったまややは、今まで頑なに隠していた前髪がめくれあがり顔が露わに。そして、顔を隠すようになった理由について「小中高と、鋭い目つきのせいで『殺し屋』というあだ名をつけられていた」と語り、悲しい過去が明らかになるのだった。
だが、“和物オタク”の千絵子(富山えり子)にも“ハム”と呼ばれていた過去を聞かされ、「ほかのメンバーも同じような経験をしている」「そんな私たちが暮らす天水館を守るために」ということと、「がんばったら。“三国志のガチャポン”100個」という言葉で丸め込まれて、ファッションショーのモデルを蔵之介と一緒にすることになった。
そしてショー当日、蔵之介は父で国会議員の慶一郎(北大路欣也)のパーティに参加していたためショーに間に合わず、モデルはまややひとりに。がんばってランウェイを歩くまややだったが、ジュースを飲んでいた休憩中に立ちくらみで倒れ、メインのドレスを汚してしまった。そのため、ショーは中断。ドレスを乾かすため、近所を回ってドライヤーをかき集めてきた月海だったが、すでに大多数のお客さんが帰った後だった。
しかし、司会の花森よしお(要潤)の機転と、“枯れ宣”のジジ様(木南晴夏)からのSOSを受け戻ってきた蔵之介によって、ショーは第2幕を開幕。蔵之介は、パーティでショーの宣伝をしてお客さんをたくさん引き連れてきた。そして見事ショーは大盛況のなか、終了。会場は大きな拍手で包まれるのだった。