派遣型マッサージ店の女性従業員に対して強制性交を働いたとの疑いで、2月1日に逮捕された俳優・新井浩文容疑者。この事件の余波は拡大の一途を辿っており、新井本人は事務所との契約を解除されただけでなく、6月公開予定だった映画『台風家族』(主演/草なぎ剛)は公開延期、今年公開予定だった主演映画『善悪の屑』は公開中止が発表された。また、今月27日に発売予定だったBlu-ray&DVD『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の発売延期も発表。売れっ子バイプレイヤーだっただけに、過去作の再放送や配信中止などを考えると、「被害総額は5億円以上」ともいわれている。某芸能事務所のスタッフは次のように語る。
「未成年と淫行したとして書類送検された小出恵介の場合、主演ドラマの撮り直しや延期などで発生した被害総額は約5億円だったといわれてますが、アミューズという大手事務所がある程度肩代わりしてフォローに回ったことで、結果として『この程度で済んだ』ともいわれてます。
新井の場合は事務所も小さいですし、小出に比べて過去作も含めて出演作品が多すぎます。また、このタイミングで主演作『善悪の屑』が待機中だったのも運が悪かったとしかいいようがありません。復讐代行をテーマとしたこの作品は、『犯罪に手を染めながらも裁きを受けず反省もしていない犯罪者たちを、被害者に代わって復讐する』という、今の新井が絶対に演じてはいけない内容。公開なんてできるわけがありませんよ。最終的にくだされる判決にもよりますが、下手をしたら、被害総額10億円は行くかもしれませんね」
芸能人であれば、コトに及ぶのは容易
一方、派遣型マッサージの女性従業員を言葉巧みに口説いて性行為にまでもっていくのは、風俗好き男性の間では、“グレー風俗”としてすでに認知されているところ。ある風俗ライターは、その仕組みを次のように解説する。
「一般男性でも、マッサージ嬢に対して“オプション交渉”を持ちかけるなどは日常茶飯事。マッサージ店によっては、むしろそうした行為を“積極的に黙認”し、ホームページの女性紹介欄や指名システムなどで、意図的にそうした“風俗店っぽさ”を醸している店もあります。ましてや芸能人ならば、無理に交渉したり口説いたりしなくても、むしろ女性のほうから持ちかけられるなどして、容易に性行為に持ち込めるようなケースも多々あるでしょう。
新井の場合、おそらく過去の“成功体験”として、『俺は有名人だから余裕で性行為に持ち込めるはず』という思いがあったのでしょうね。通常の風俗店に行くよりも、形式上は“非ヌキ”のグレー風俗でそのような“いい思い”をするというのは、“ワンランク上の遊び方”といった見方もあります。被害に遭われた女性には申し訳ないのですが、今回の事件で、こうしたグレー風俗愛好家たちは戦々恐々としていると思いますよ」