田中みな実がTBSを退社してフリーアナウンサーになったのは2014年9月。今では『有吉ジャポン』『ジョブチューン』(共にTBS系)などバラエティ番組の司会、さらに2016年10月からはTOKYO MXの昼の情報番組『ひるキュン!』で月曜~金曜まで生放送のメインMCを務めるなど、安定の人気キャスターぶりである。
一方、現在放送中の『絶対正義』(フジテレビ系)では初の女優業にも挑戦。第1話から妖艶なベッドシーンを演じるなど、役者顔負けの体当たり演技を見せ、「さすが田中みな実! 元女子アナとは思えない完成度」と絶賛を浴びている。あるテレビ局のドラマ部プロデューサーは次のように語る。
「主演の山口紗弥加ほかメインキャストのなかで田中みな実だけが女優ではないのに、彼女の役柄は“不倫中の女優”(笑)。これを聞いたとき、うまいキャスティングだなと思いました。実際、アイドルアナウンサーとして人気を博していただけに彼女は、芝居に対して一切の“照れ”がない。やはりほかの女優さんに比べて演技力はないんですが、不倫中の女優役なので多少の大根役者感が出てしまっても、その芝居臭さがうまく作用する。ここまで適役なキャスティングで女優デビューできるなんて、なかなかないと思いますね。
今まで高島彩やカトパン(加藤綾子)が女優デビューしていますが、“品行方正なアナウンサー”という彼女たちの既存イメージがどうしても役柄に乗っかりすぎて、芝居の下手さだけが悪目立ちする仕上がりになってしまっていたように思います。しかし、田中みな実にはそもそもそのようなイメージ自体がなく、女子アナ時代から際どいエロネタにもNGを出さない、ある意味“憑依型アイドルアナウンサー”。今後もいろんな役に憑依していって、女優として大成してほしいですね」
自ら写真チェック、メイク時間は3時間
アナウンサー界のなかで“ずば抜けた美貌の持ち主”としても定評のある彼女。2017年に発売された「an・an」(マガジンハウス)の美乳特集ではセミヌードを披露し、編集部に在庫がなくなるほど売り切れ、いまだにプレミアム価格がついているという逸話も。本人に取材経験もあるライターは次のように語る。
「顔だけでなく、スレンダーなのにEカップという奇跡のスタイルの持ち主。しかし本人はいやらしい目で見られるのが非常に嫌らしく、女子アナ時代も胸の大きさをずっと隠してました。フリーになってグラビアのオファーが殺到したときも『女性誌にしか出ない』というスタンスでしたが、昨年は男性向けファッション誌『UOMO』で、篠山紀信さんに艶っぽいテイストで撮影されています。
今、各社が写真集の企画を持ち込んでいるそうですが、やるとしたら篠山さんクラスじゃないと成立しないでしょうね。乃木坂46ほどは売れないとは思いますが、中高年層には絶大な支持がありますから、写真集が出たら10万部はいくのではないかといわれてます。しかし本人は、通常ならマネージャーの業務である撮影後の写真チェックを自らやりたがるほどのこだわりようで、メイクにも3時間はかかる。すでに女優の風格なので、篠山さんぐらいじゃないと寄りきれないとは思うんですが、篠山さんもすでに高齢なので昔ほどの強引さはないとも。ここはひとつ、篠山さんにはぜひともがんばってほしいと、出版界の人間なら全員がそう思ってるんですけどね」